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 4人用テントに入って僕はすぐに眠りについたみたいだが、

「うわぁ!!」

という、叫びで目が覚めた。


「なんだ?ハカセの寝言か?そりゃみんなハカセと一緒は嫌だろうな……」

と、思っていたら


「さっさと出て来い!」

とテントをいくみにナイフで切り裂かれた上に、テントを潰された。



「何で火を魔法で消せとか振っておいたのに、平気で寝てるのよ!私とすずかが察したと思ったから構えていたのに、アンタ達寝てるし!」

いくみが怒り出している。


「えっ!?それは夜のお楽しみの…」

僕の返答に、


「バカ!むこうをみろ!」

いくみの怒りが増量した。


正面を見ると、いかにも悪者が3名。



「追い剥ぎみたいな感じね。1人は上手くキラーの作った穴に落ちたわ。」

すずかの冷静な口調と、今の状況の温度差がある気がする。



「ハカセは?まだ寝てるの?」

いくみが僕が出てきたら少しは落ち着いたらしく相手と対峙しながら、話した。



「オマエ等!よくも穴とか作ってくれてるじゃねぇかっ!さっさと有り金と女を置いて男は消えな!」

いかにも悪者みたいな話し方をした悪者が剣を片手に此方へ向かって来ようとした時に、



「私、キャンプ嫌いだけど、悪者も嫌いよ。」

朱音の薙刀がいきなりリーダーっぽいやつの腕に斬りつけた。



「朱音!起きてたんだ!ごめんねぇー」

凡そ戦闘中とは思えない口調でいくみが朱音に謝罪している。



「兎に角さ、僕が後ろの雑魚を…」

言いながら水の魔法を肩にヒットさせた。



「キラーが相手に魔法を使うの久しぶり見たわ。」

言いながらすずかがもう1人の雑魚に鉈を振り落とした。


「仲間を引きずり出して早く消えてくれないかしら?」

いくみがナイフを出しながら相手を脅している。



結局悪者達は負傷しながら、穴に落ちた仲間を連れて闇の中に消えて行った。



「うわっ!」

ハカセの悲鳴がテントから…


「みんな!大変………」


「……だったんだね…」



ハカセが外に出て僕達の事を見ながら謝罪している。


「テントを壊した段階で、さっさと出てきなさいよっ!いつまで寝てるのよ!」

いくみが怒っている。



これは説教が長いぞ…

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