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ダンジョンとは名ばかりの地下街、お店が無いから地下道か…結構普通に駅地下みたいな感じの場所だ。


「ここでみんなが1度対戦してみないと分からないが、スライムがいる区域になる。」

と、水泡蘭先生が説明をしてくれた。


目の前に大きな鉄の扉がある。カラフルな絵が描かれているのでこの先が危ないとは思えないが、言われてしまうと引き締まる。

水泡蘭先生の先導で中に入ると広い空間。ただ耳をすませばザワザワした音が聴こえるが照明もしっかり点いているので、まだ近くにいない様だ。

「少し周辺を歩いてみてください。ここにはスライムがかなりいます。」

水泡蘭先生はいつも通りの冷静な口調で話した。


壁沿いに歩いていたら、「キャー」って!3女子の悲鳴が。

スライムは後ろに居た。

桃が

「スライム、青いのじゃないじゃん!何?あのピンクのゲロみたいの~気持ち悪い!!」

桃ちゃんのいきなりゲロ比喩にちょっとひいたけどたしかにドロドロしたピンクのスライムだった。


後ろに居たからいくみが、一気に斬りかかる。「ポヨン」とナイフが跳ね返された。

「ポヨンだったー!何これ気持ち悪い~」

彩希はちょっと仰け反る。

もうヤバい!動いているのを僕は足下にあった石を杖で野球のノックの様に打った。



一瞬で粉々にスライムがなった。


「お見事でした。」

水泡蘭先生が声をかけてきた。

「キラーの魔法でしたねっ!瞬殺でした。」

笑いながら、あの素振りがまさかここで役に立つとは思わなかった。



勝てたらしい。

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