表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/575

29

「クリスタルの話は世間ではまだ噂にしかなっていないのね。」

彩希がみんなの話をまとめながら包丁を磨いでる。まるで人食いばば…………睨まれた。



「うん!解っているのは4つあるって事と集まったら何かがおきるって事だけ。漠然としてるよね、水泡蘭せ………水泡蘭が持っていたのを見たけど野球のボール位だから持ち運びはできるもんねぇ~」

桃が何故かテンション高く話している。


「槍をちょっと新しくしたのだ!」

ニコニコしながら見せてきた。


「今度のはね、柄の部分が紅いんだよっ!朱槍だよ!あっ!朱音の朱を取っちゃうと悪いから紅槍だよ!」

なんか桃が一人でテンション上がりまくりだ。


なんだよ、『くれないやり』って。僕なんかおじいちゃんの杖から鉄パイプに代わって以来一度も………魔法を使えるから手離せなくなったのが事実なのだが。



「さっき、キラーちゃんが休んでいる間にみんなで買い物に行ったんだよっ!みんなキラーちゃんが怪我をしたって事で、装備の充実だよねっ!」

いくみが話しているが、僕の装備は据え置きらしい…


「キラーは防火マントと三角帽子があれば魔法使いみたいに見えるから彩希がそのままでいいって。」

すずかの鉈が以前より大きくなっている。


「私のマントをブシャーにあげちゃうから…」

彩希が未だにフェニックスにくるんだのを怨んでいたのか?そしたら、恐いぞ。


「今回の僕の盾は特注品だよ。ここの武器のオッチャンが話していたら造ってくれたんだ。」

ハカセの盾が周囲をびっくりさせる物になった。



傘である。

「そう、広げると盾になって尖端に槍を付けて、全て鉄製だから重いけど、かなり実用性があると思うんだ。」

なんかハカセの物凄く高そうなんだけど…



「ハカセ!これでみんなを守ってねっ!」

朱音がハカセの肩をポンっと叩くとハカセは真っ赤な顔をしながら



「はい。」



返事はそれだけかよっ!

相変わらず女子に弱い奴だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ