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「ここの鍾乳洞は結構広いのね。元々鍾乳洞だった場所まで誰かが洞窟として掘ったのかしら?」
いくみの意見は尤もである。
気を付けたいのは天井部分がトゲトゲという何気に危険な雰囲気。
「道が少し狭くなった。まだ他にも隠れていたら面倒だな。僕は先頭を歩くからキラーは最後方をお願い!」
ハカセが前なら確かに僕は一番後ろにいないとね。
「キラー……お尻触らないでよ。ちょっと離れて!」
なんか微妙にすずかに言われた。
「べ、別に触ろうとなんかしないよ!僕は眺めて………」
薙刀の柄がゴン!ときた。
「セクハラよ!今度は訴えられるよ!」
朱音に言われたが何処に訴える?
「知らないの?彩希に言えば解決してくれるんだから!」
桃と彩希ってなんとなく一緒に話していない気もするが、いろいろと女子同士話をしてるんだね。
一方、ハカセと僕は殆ど共通のネタが無いので実は結構大人しい。
意外と他のグループも居るけれど、みんな金塊狙いらしく殆ど無言で通り過ぎるようだ。