第三部 ■主な登場人物■
第三部の主な登場人物
【ラーソルバール・ミルエルシ】
本編の主人公。愛称は「ラーソル」。金髪に黒い瞳の少女。
幼い頃より、騎士になる事を夢見てきた。
夢のため他の事を放り出しても剣の稽古を続けてきた努力家。歴史好き。
稽古の甲斐あって、剣の腕は一流で騎士団長達も驚くほど。
男爵家の娘だが、宰相を暗殺から救った功績により自身も準男爵に叙される。
また、本人が望んでいないにも関わらず、王太子の婚約者候補に選ばれる。
春を迎え、遂に正騎士として第二騎士団に出仕することになる。
【エラゼル・オシ・デラネトゥス】
非常に優秀で更に容姿端麗。金髪に青い瞳を持つ。
三公と呼ばれる有力な公爵家の三女。剣の腕も一流。
ラーソルバールを宿敵として追いかけてきたが、剣を交えて敗北を認め友となる。
今ではラーソルバールの良き理解者。騎士になる道を選ばず、修学院に編入した。
ラーソルバールと同じく王太子の婚約者候補に選ばれた。
【シェラ・ファーラトス】
濃い茶色の瞳と整った顔、茶に近い金髪のロングヘアを持つ少女。
ラーソルバールの仲の良い友人。仲間内では一番女の子らしいところがある。
子爵家の次女。
第二騎士団所属の正騎士となる。
【フォルテシア・クローベル】
長いストレートの黒髪、黒い瞳を持つ少女。
不器用で言葉足らずのため愛想が無いように思われがち。
騎士の娘。
第八騎士団所属の正騎士となる。
【ガイザ・ドーンウィル】
黒髪の少年でドーンウィル伯爵家の三男坊。
ラーソルバールの友人で、冗談を言い合う仲。
防御が上手く、盾の扱いにも長ける。
第七騎士団所属の正騎士となる。
【エレノール・オラシア】
元々はフェスバルハ伯爵家の侍女であったが、自ら乞うてラーソルバール付きの侍女となる。
非常に優秀で料理から事務仕事まで色々とこなす。
ラーソルバールを「お嬢様」と呼び敬愛してやまない。
【サーティス・ジャハネート】
第八騎士団の団長。
九つの騎士団のうち唯一の女性騎士団長。「赤い女豹」の異名を持つ。
ラーソルバールを部下にしようと狙っている。
【オリウス・ランドルフ】
第二騎士団の団長。「牙竜将」の異名を持つ。
斧の名手だが、剣も一流。
【ジャーゴス・ギリューネク】
第二騎士団所属の三星官で、第十七小隊長。ラーソルバールの直属の上司となる。
貴族が嫌いで少々ひねくれている。
【アシェルタート・ルクスフォール】
バハール帝国ルクスフォール伯爵家の長男で、領主代行を務める。
黒に近い濃茶の髪に端整な顔立ちをした、落ち着いた雰囲気を持つ若者。
有能な為政者としての素質を持つ。
【エシェス・ルクスフォール】
アシェルタートの妹で十三歳程度の少女。
可愛らしい雰囲気を持っているが、時々小悪魔のように悪戯っ気を見せる。
【ボルリッツ】
ルクスフォール伯爵の友人。以前は傭兵隊の隊長をしていた事もある。
現在は伯爵家の警護や剣術指南をしている。
【ファルデリアナ・ラシェ・コルドオール】
コルドオール公爵家の長女。
エラゼルを好敵手として認識しているが、以前程の敵対心は抱いていない。
ラーソルバールの事も多少は認めている。
ラーソルバールやエラゼルと同じく王太子の婚約者候補に選ばれた。
【グレイズ・ヴァンシュタイン】
銀髪の少年。ヴァンシュタイン侯爵家の三男。
第五騎士団所属の正騎士となる。
【ルベーゼ・ラシア・デラネトゥス】
デラネトゥス公爵家の次女。エラゼルの姉。
数年来呪いに悩まされ、対外的には病弱な娘として知られている。
【イリアナ・ベゼ・デラネトゥス】
デラネトゥス公爵家の長女。エラゼルの姉。
ラーソルバールに暗殺者から救って貰った事に恩義を感じている。
また、ラーソルバールを妹のようにも思っている。
【リファール・ディ・レンドバール】
レンドバール王国の第二王子。
側室の子であり王位は遠いとされている。
【ジェヌエ・メッサーハイト】
公爵位を持つヴァストール王国の宰相で、高潔で清廉な人物として知られる。
カレルロッサ動乱の折に暗殺されかけたが、ラーソルバールらの奮闘により無事だった。
【エルガー・デシット・ナスターク】
軍務大臣であり、侯爵位を持つ。
温厚そうではあるが、元騎士である壮年の男性。




