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戦いの選択  作者: 自転車の鍵
3/11

決断

Call of Duty Ghostsスナイパー始めました。

敵が進化し変化するという事は、それに追いつくかのように人間も世界の状態と兵器と共に発展していく。

しかし、それに伴い何かを犠牲にしなければならない。時には冷酷な選択や決断を下さなければならない場合もある。

クロトが昏睡し意識を失っている間の五年間でその選択が世界中で何百何千何万回と行われたことだろう。

日本が消滅したということはクロトの大切なものが全て消え去った。

どうやら消滅させたのはクロトたち殲滅部隊が戦って手も出せないで負けてしまった時の、あの二足歩行機械らしい。

帰るところがなくなってしまった以上、現地の殲滅部隊に入隊するしかないが・・・

医者は問いかける。

「これから君はどうする。」

「っ・・・・・」

クロトは黙ることしか出来なかった。これからどうすると言われても、何もできない。

日本が消滅した今で頼れる人間もいない・・・

そう思い想像していると病室の扉から透き通った馴染みのある女性の声が聞こえた。

しかも日本語で。

「なんならあたしの家に住む?」

その声の主はクロトが二足歩行の機械と戦闘する二ヶ月前にアメリカに行き、世界最強のロサンゼルスのエイリアン殲滅部隊に修行しに行った日本の異星人殲滅部隊の一員。小柄の身体に似合わない才能を見せたクロトの同期で天才。

目の下にある泣きぼくろが特徴的な少女、名は如月沙織。

「き、如月っ!?」

突然の知り合いの登場に驚愕を露わにした。

「久しぶりね・・・」

「久しぶり、と言えばいいのか・・・オレからしたら如月はつい最近修行しに行ったという感じなんだが。」

クロトの言葉には寂しさと困惑が混じっていた。

それを察したかのように沙織は声をかける。

「別に気つかわなくて良いのよ」

沙織はめんどくさそうにしていたが一応本人は気を使って心配してくれていたようである。

日本が消滅してから何日か後に日本人が海兵隊に発見されたと聞き、毎日見舞いに来ていたという・・・

「で、アンタどうすんの?」

「どうって、良いのか?同期の男が同居するのは・・・」

「そんなのどうだっていいじゃない。私はクロトに聞きたいことがいっぱいあるんだけど」

「聞きたいことって、、、。でもまあオレの方がいろいろ聞きたい、まだ日本が消滅したというのは信じられないしあの後何があったのか知りたい」

「分かったわ」

一時間後に病院にある会議室で説明があるというのでそれまで五年ぶりの昼食を楽しんだ・・・


午後1:30

車いすに乗せられ、会議室に向かうとそこには沙織と筋肉質で軍服を着たアメリカ人男性が立っていた。

殴られたら結構吹っ飛ぶたろうと直感的に感じた。ま、先ほど目覚めた人間にそんなことはしないと思うが・・・

するとその男性が

「初めまして、山霧クロト二等軍曹。私はロサンゼルスエイリアン殲滅部隊指揮官兼第一部隊隊長ジョセフ・イルミノス大佐だ。ジョンと呼んでくれ」

見た目とは反対に、結構フレンドリーな第一印象が強い。

「分かりました」

「よろしくクロト軍曹」

「よろしくお願いします・・・ジョセフ大佐・・・」

「ジョンで良いぞ」

「っジョン大佐ッ!」

階級があまりにも上なので愛称を言っていいのか迷ったが本人がそう呼んでくれと魂願してきたのでそう呼ばせてもらい、握手を交わした。

「まあ座ってくれ」

黙って座り、雰囲気はさっきとは違い真剣そのものになった。

「君たち二人には結構ショッキングな映像だと思うが特にクロト、君はしっかり見ていてくれ。」

静かに頷く。次の瞬間目の前に立体ホログラムとテーブルから動画再生ファイルと沢山の報告書が出てきた。

「五年間でこんなに電子機器が進化したのかっ?!」

驚愕するのは当たり前だ。

クロトが昏睡する前は立体ホログラムなんて存在しなかったし、あったとしてもこんなにも精巧な画像やデーター保存の容量があまり少ない物しか無かった。

そのクロトが驚いている中、中央に日本が映っていた。おそらく衛星から撮った動画だろう。

黙ってジョンは動画を再生した。

再生してから数十秒後、突如画面が真っ白になりスピーカーから迫撃砲の着弾の様な音がした。

そして衝撃。

宇宙まで音と衝撃波がくるというのはただ事ではない。

しばらくしてカメラが回復すると、そこにあったはずの日本がない。

文字通り跡形もなくぽっかりと穴が開いていた。消失に近かった。

動画を停止させ映像を拡大しあるものを映してジョンがクロトに言う。

「こいつは・・・あの時の!?」

5年経っても形は覚えている。あの妙にでかい他と少し違う象形文字と独特なシルエット、忘れるはずがない・・・

「日本を消滅させたあの二足歩行の機械は実はまだ倒せていない」

「どうしてですか!?」

「理由は色々あるがひとつは移動速度が他の機械と比べて圧倒的に速い」

黙って頷くしかない、移動速度が速いとなると攻撃はしにくい上捕捉しにくい。

「もう一つは、日本を消滅させたあと奴は南極に消え、そして熱源すら探知されず以来確認できていなかった」

無論探知できなければ何もできない。

「しかしつい先日、我が殲滅部隊がその二足歩行を確認した。どうやら次の国を日本の様に消滅させるためエネルギーを精製していると考えられる」

「今の我々になら奴をボコボコに出来る力がある」

「クロト軍曹・・・」

「はい」

力強く返事をするクロトの目は期待と怒りに燃えていた。それをみたジョセフは

「私は君にこの作戦に参加する権利を与える。もう一度世界のために、人類のために戦う気はあるか」

この言葉を聞いた瞬間、クロトは選択する前に決断した。

この選択が惨劇の発端になるとも知らずに・・・

存外長くなってしまいました。なんか風呂に入ってる最中とか、ゲームやってる最中に書きたくなってしまって結局自由時間すべてを小説に使ってしまいました。

しかし書き始めてからまだ二日しか立っていないのに、どんどんネタが溢れてきます。

そのうち主人公が改造人間になるそうな勢いでSF化が進んで行きそうです。

あと自分はipodで書いているので誤字脱字が多いと思います。キーボードがちっちゃくてウチズライ。

まだまだ書いて行くのでよろしくお願いします。



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