変わる世界
そばおいしい。麦茶サイコー
運命とは時に良い事もあり、状況によれば最悪の結果を招く。
山霧クロトは最悪の事態に陥ってしまった。
あの出来事から約6年、日本で対異星人殲滅部隊にいたクロトはエイリアンが創り出した二足歩行の機械と海上で戦闘になり、味方の戦艦と駆逐艦は全て撃沈された。
自分たちが乗っていた戦艦も大破撃沈され隊のほとんどが死亡し、爆発の衝撃で船から落ちたクロトは遠く流されアメリカの海軍兵に救出されたが意識不明の昏睡状態に陥った・・・
5年後
アメリカのある病院で沢山のチューブやモニターなどの機械で繋がれた少年は、ゆっくりと目を覚ました。
視界がかすれてうまく焦点を合わせられない、しゃべろうにも声が出ない・・・
何分か経った頃、あたりを見回してみると白く彩られた明るい部屋に自分はいた。恐らく病院なのだろう・・・
ベッドの横には何かを計測する機械がありピッピと音を立てて作動しているのが分かる。
看護婦らしき女の人が少年が目を覚ましたのに気付き慌てて病室から出て行きしばらくして医者のような人が駆けつけ英語で質問してきた。
「気分はどうかね。」
少し聞こえづらいが英語は殲滅部隊で海外とのコミュニケーションを取るために必須だったため一応理解できた。
「良くも悪くもないです。」
発音がうまく出来ず途中むせてしまった。
「起きたばかりだ、何分かしたらまた来るからそれまでゆっくりしているといい・・・」
そう言って病室から出て行った。
「キミはどこの国から来たのかな?」
「日本の対異星人殲滅部隊です」
「名前は?」
「山霧クロト」
と答えると医者は真剣な顔から安心した顔になった。
「良かった、自分の事をちゃんと覚えているんだな。記憶が無かったらどうしようかと思った。」
クロトは問いかけた。
「何故ですか?」
「なんというか・・・君は、約5年もの間、こん睡状態にあった・・・」
クロトは驚愕した。五年間!?何故五年間も!?
何故こんなことになったのか記憶を掘り返して、思い出し理解した。
「そうだ、確か敵の攻撃で艦が爆発してそれで海に落ちて・・・」
「ここに搬送されてきた時にはかなり負傷していた。助かるかどうか分からなかった」
そしてクロトは急いで日本と連絡を取りたいといった瞬間、医者は深刻な顔をして口を開いた。
「クロト、残念だが、、、」
「どうしたんです?」
「君が昏睡している間の五年間」
「?」
「日本は壊滅し敵の新型エイリアンによって。」
医者は苦しそうに告げる
「消失した」
「え・・・?」
一話目書いたあとに昼飯のそば食ってたら思いついたので書きました。
これからもヒマと時間とネタがあればどんどん書いて行きます。(あと麦茶も)
これからもよろしくお願いします。