世界観など
これは、主人公がNPCである限り、絶対話に出てこない情報や、もうすでに話に出てきた情報、またこれから出す予定の情報を纏めたものです。
世界観が主で、登場人物紹介などはまた別にまとめとして投稿する予定です。
ぶっちゃけ一言で言うと、ネタバレの宝庫、です。
無くても読めないことは無いと思いますが、一応の設定ということでどうぞ。
ちなみに、
NPC=主人公
プレイヤー=異邦人
という感じです。
物語が進むに連れて、ちょくちょく変更があります。
[大まかな世界観]
NPCサイド
自分達が生まれ育った世界。実際に生活している。
プレイヤーサイド
VRMMO『リンク・ワールド・オンライン』の世界。実際に生活している世界とは違う世界。仮想現実。
[NPCが世界について知っていること(常識?)]
・この世界では、女神様の加護がないと生きていけない。
・加護は与えられたとき、それぞれの夢や理想、願いに反応して、それぞれにあった才能になる。(プレイヤーでいうスキル)
・死んだら、女神様に加護を返さなければ行けないため、女神様の元へいって、才能を返す。
・才能=加護なので、加護がないと生きていけないので、死んだら生き返ることができない。
・たまに天からの声が聞こえる。表記は《》。主人公はお告げと呼んでいる。
[NPCから見たプレイヤー]
・死んでも生き返れるし、加護が無いのに才能を使えるし、挙げ句才能をお金で買えるという規格外の人種。
・異世界から来た人。だから急に消えたり現れたりする。どうなってるんだと突っ込んではいけない。
・横暴な人がいる。大半はいい人だと分かってはいるが、横暴なプレイヤーのせいで第一印象はあまり良くない。
・死んでも生き返ることが出来るからか、魔物などに対してかなり好戦的。慎重でない訳ではないが、逃げたり戦闘を回避したりということをあまりしないプレイヤーが多い。
『リンク・ワールド・オンライン』について
・世界にいくつかあるVRMMOの内の一つ。ゲームなのだが、「ゲームではないもう一つの世界」をコンセプトにした、リアリティ抜群の世界観がある。
・1日は半分の十二時間、一年は二倍の730日となる。閏年は、四年に一度、この世界で二日増える計算になる。ちなみにこの二日間は、閏祭りの日として、国全体でお祭り騒ぎが開催される期間になる。(大体六時間くらいで朝と夜がいれかわり、それがプレイヤーの1日のうち二回行われることになる。時間加速などではなく、純粋に体感時間で六時間となっている。)
・この世界には人族以外にも、妖精族や魔族など、様々な種族が存在する。ただし、プレイヤーはあくまで異世界の人族という設定なので、種族は全員人族になる。
・特徴は、他のVRMMOには無い、現時点での最新技術をつかったNPCの独立思考による自由化や、もう一つの世界ということで、転移系アイテムなど極端にリアリティに欠けるものが存在しないという点。
・種族レベルとスキルレベルがあり、種族レベルをあげることでステータス上昇、スキルレベルの高さでその技術がどれくらいかというのを表している。ただし、やはりゲームの世界でのことなので現実世界での基準にはあまり役に立たない。そもそも、現実世界で使える技術のスキルが少ない(釣りに料理、あと泳ぎなど)。大半が魔法だとかポーション作りだとか、ファンタジーならではのもの。
・種族レベルは魔物を倒したりなど、経験値を得ることで上昇していくが、スキルレベルはプレイヤースキルが上がらないと、いつまでたっても上昇しない。つまり、スキルレベルは、その人のプレイヤースキルがどのくらいかを表しているとも言える。
・スキルは買うこともできるし、クエストなどの報酬として得ることもある。スキルはスキルセットにセットしていないと効果が発動しない。セット出来るのは十二個までで、それ以上は女神様が許可をしていないとかなんとかで、セットすることができない。(装備品などを作って使おうとしても無駄。そんな装備品などは存在しない。)スキルをセットから外したり、売る、捨てることもできるが、手放したスキルは再度取得した場合、レベルは1からになる。
・買うタイプのものは、その世界でのお金ではなく、レベルアップをしたり、クエストをクリアしたりなどで手に入る、どちらかといえばポイントに近いものを、協会にその世界でのお金として寄付をすれば、NPCでいう女神様からもらい受けることができる。効果もあまり特殊なものはなく、身体強化やステータスアップなど、パッシブな効果のものが多い。武器や魔法、生産スキルなどは、最初のキャラ作成時に出てくるぐらいで、あとはより上位のスキルに変化させるぐらいしかない。ごく少数、武器や魔法、生産スキルなどが売っていたりもするが、もの凄く高いので皆大抵、キャラ作成時に取得する。(NPCからしてみれば、才能をお金で買っているので異常な事なのだが)
また、ゲームシステムとしての取引所で、他のプレイヤーが売りに出しているものを課金通貨(ゲーム内通貨では無い)で買うことも出来る。
・クエストなどの報酬として得られるタイプのスキルは、買うタイプとは少し違い、もらうというよりも与えられるといった感じで、NPCが言っている加護そのもの。プレイヤー風に言えば、キャラ作成時にも、買うことでも得ることが出来ないレアスキルで、才能と言うだけあって他のスキルよりもプレイヤーに馴染みやすい。ただ、加護なので、一度死ぬと女神様に返さなければいけないのはNPCと同じで、一度死ぬとそのスキルは失われる。ただ、NPCと違って加護無しでも生きられるので、生き返ることは可能。
その他
・スキルが最大十二個までなのは、女神様が十二が好きだからとか、この世界では1日が十二時間だからとか、いろいろな説がある。また、この世界では十二という数字がよく使われており、十二の町、十二のダンジョン、十二の大陸、十二の神、十二の属性魔力、などがある。
・NPCが女神様と呼んでいるのは、マザーコンピューターという、総合データベースのこと。マザーという名称や、システムアナウンスが女性の声ということから、女性の神=女神になった。
・NPCがプレイヤーを異邦人と呼んでいるのは、プレイヤーと呼ばれるのはもう一つの世界としてどうなんだという、ベータテスターの意見を取り入れた結果。ちなみに、ベータ版ではNPCの独立思考は運用されていない。つまり、製品版になって初めて取り入れたことになる。