新たな敵×集団戦=荒れるぜ、止めてみなぁ!
ヒロシがガルコングと戦闘している時
ハヤマはオダと合流し、共に森の中を駆け回っていた
「ガルコングか、前に戦った時は酷い目にあったな」
「あ~、ガルコングって力も強いけど何より頭がいいからね」
「そうそう、それによあいつの尻から出す屁がまたくせぇのなんの」
「はは、あれを浴びて臭いが移った状態で帰ってきたハヤマ君にユイちゃん凄く怒ってたよね」
「グーで殴られた後一人だけ隔離されてたぜ、シャワーで臭い落とすの大変だったんだな~」
二人はアンカーの付いたワイヤーを使い、森の木々に引っ掛けて飛び回る
これは移動速度を速くする為に作られた移動用ワイヤーアンカーなのだが
応用すれば戦闘時にも使える優れものだ
普段は腕時計のように腕に巻いてある装置の中にワイヤーが仕組まれており
基本的に森や市街地などで使われている
高所に飛び移る時に使い、使いこなす為には多少の訓練が必要になる
因みに、前線メンバーを全員これを使えるが
初めてこれを使ったヒロシは、森入口付近の木に使った際激突して鼻を打った
それぞれがガルコング狩りを開始を始めて数十分
二人の発信機にユイの声が鳴り響く
『各員!場所を伝える為に狼煙を上げる!緊急事態だから出来るだけ早く集まって頂戴!』
何事かと思ったハヤマと小オダは
ガルコングにとどめを刺す為に突き刺した刀を抜く
この刀はメンバーが標準装備する物の一つで
イメージ的にはカッターを巨大化し、刃渡り約一メートル程にした物で
刃は付け替え式で、折れた時などの為に予備を持つ
大抵の生物の皮膚を削ぎ落とし切り落とすこの刀は
初期のメンバーから今でも使用されている
「ユイ、どうしたんだ一体」
「分からない、行ってみよう!」
「おう!」
ハヤマはオダと共に
ユイの元へと移動し始めた
「ユイ!一体どうしたんだ!」
「ハヤマ君、オダ君!あれを見て」
「うわ、なんだいあのでっかいの!?」
二人が到着し、ユイの指差す方向を見ると
巨大な何かが目に入った
「恐竜種・・・かしら、飛竜ではなさそうね」
「羽とかが無いからな、こっちに気づいていないな」
「早く逃げようよ、幾らなんでもあれは相手に出来ないって」
「そうしたいのは山々なんだけど、どうやらアレがガルコングのボスらしいの」
ユイの言葉に驚きを隠せず続けて喋りだすハヤマ
「何!?アレがか、牙獣種のガルコングがなんで恐竜種に・・・」
「単純な弱肉強食ね、どうやらアレがこの森の覇者、ガルコングはアレには逆らえないようね」
そこまで話した時点で、他のメンバーもほぼ集合する
「なんですかアレは・・・」
「あんな物は見たことがないぞ」
続いて来たタカイワ、タイラも恐竜の姿を見て思わず声を挙げる
「大きいな」
「・・・強大な力を感じる」
ヤマシタ、フウカも来て、ガルコング討伐メンバーが揃う
・・・約一名を除いて
「・・・ヒロシ君は?」
「ここに居るぜぇ!」
「悪いな!猿共を蹴散らすのに時間が掛かってよ」
メンバーを割って、ヒロシはある乗り物に乗ってやってきた
「ヒロシ君、これは?」
「獣○竜・・・双子竜二輪だ」
※直接書くと何か色々危なそうなので漢字表記にさせていただきます
OTONAの都合なのさwww
「その武器、前とは違うのね、相変わらずポップな見た目だけど」
「こいつは変身獣電銃、こいつでこのバイクを呼び出したんだ」
「まあいいわ」
マジっすかwww
そこは突っ込もうよwww
「ヒロシ君、あれが猿の大将よ」
「猿の大将なのに恐竜かよ、ブレイブだなオイ」
その二体の関連性か・・・
猿<<<<越えられない壁<<<<恐竜<<<<俺(笑)
まあ、こうだよな
「なんでそこにアンタが入るのよ、しかも恐竜より強いし」
「バレたか、(・ω<) てへぺろ」
「キモい」
「そない辛辣な事言わんといて~(^ω^ ≡ ^ω^)オッオッ」
「で、あいつはどうやって対処するんだ」
本題に戻り、俺たちは恐竜に対する対処法を考える
「あれは多分恐竜種の『ガブティーラ』」
「はい、ユイアウト~」
「なんで!?」
名前がアウト過ぎる
さっき色々マズイって言ったばっかだろうが!
「パワーは恐竜種の中でも随一の筈よ、まともにやりあっても勝てる可能性は少ないわ」
「では、一体どうしますか」
タカイワの言葉にユイは軽く笑って答える
「なんの為に人数揃えたと思ってるの、例え相手が大きくて強くても、方法一つで戦況は大きく変わる」
良い?、と
全員を集め作戦を伝える
あらかたの内容を伝えた後、ユイはもう一度笑ってみせる
「・・・さあ、作戦開始よ!」
まず作戦内容はこうだ
ユイ、フウカ、タカイワ、ハヤマ、オダは陽動
ここがかなりのポイントだ
ここを失敗すれば作戦の根元からポッキリ折れる
「行くわよ!」
「よっしゃ!」
「頑張るよ!」
「了解です」
「・・・任された」
五人は一斉に走り出しそれぞれに攻撃を仕掛けだす
ユイ・ハヤマ・オダは機関銃を発砲しながら走り出す
火力は高いのだが、相手も相手なので
大した威力が見込めない、だが、陽動には持って来いだった
地上からの攻撃はこの三人だけで行う
そして、恐竜の頭上から・・・
「はああああ!」
「てやあああ!」
刀を構えたタカイワ、クナイを投げつけるフウカ
恐竜は二人の攻撃を避けられなかった
原因は一つ、下からの攻撃を厄介に思ったから
ユイはこれを狙っていたのだ
しかし、それでも恐竜は動かない
「があああああ!」
「予想通り、頭に血が昇って周りが見えなくなったわね」
予想通りと言わんばかりにユイは指を鳴らして合図をする
「今よ!」
「「おう!」」
現れたのは、恐竜の脚にアンカーを掛け、高速で接近し始める
メンバーきっての戦闘力を持った二人だった
「くらえぇぇぇ!」
タイラはアンカーを離し、勢いの付いた状態から
専用の武器である大斧を横に振りかぶる
狙いは的中、恐竜の脚から大量の血が溢れ出し
大量の出血によって体勢を崩し始める
更に・・・
「どっせぇぇぇい!」
その巨体からは想像も出来ない俊敏な動きで
もう片方の脚に強烈な飛び蹴りを与えるヤマシタ
アンカーの助走と本人の強力な足腰から繰り出されるその技は
出血によって弱っている恐竜の動きを更に奪う
「・・・これで、チェックメイトよ」
ユイの言葉と同時に、一台の二輪が空を舞う
そして、搭乗者は飛び、一気に顔まで距離を縮めた
「アームド・オン!」
軽快なサンバミュージックを奏でながら
右腕には牙のような装飾を装備し
手には、恐竜の頭を模したような武器が装着される
「必殺!牙竜岩裂拳!」
それから数時間後
森の中に入った街の人間が歩き回っていると・・・
「・・・なんだこれは!」
街の人間は、木々を薙ぎ倒しながら横に寝て気絶している
恐竜を見たという・・・




