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謎?×新しい仲間=ネクストオペレーション

ども ヒロシだよ

オペレーションを終え、今は自室にて待機中

ユイにここで寝泊りしろと言われ、疲れきっているので

ベッドで横になっていた

正直やる事もないので、イメトレと睡眠くらいしかしてません

「・・・ゲームが・・・ゲームがしてぇ」

何もないこの空間は、俺にとってはただの地獄だ

仕方ない、ちょっくら賢者タイムにでも入るか


全員集まったし、ヒロシ君にも紹介しておかなきゃいけないわね

私、ユイは

現在、ヒロシ君の部屋へと向かっている途中であった

地下ギルドに造られた部屋は、メンバーの数だけ造ってある

作業員の分は・・・CPUだから考えていない

実際、何時何処で寝てるか知らないけど、しっかり活動しているから

問題はない・・・と思っている

さて、部屋の前に着いたわね

適当に数回ノックし、一応声を掛ける

「ヒロシくーん、入るわよ~」

「ちょwwwMA☆TTE」

なんか言ってるけど、私は無視して入った

すると、そこには・・・

今まさに、ズボンを下ろしてガラパンを脱ごうとしているヒロシ君の姿があった

「・・・別に・・・あんたの為に脱いだ訳じゃないんだからねえええええ!」

「意味わからん」

なんか妙に腹が立ったので

スタンガンでこめかみを殴って気絶させた

反省はしてない 若さは振り向かない事だと決めているから


「・・・という訳で、緊急招集だけど、肩の力を抜いてくれていいわ。新人に教えてないメンバーの紹介をするだけだから」

「何がという訳だ、人をスタンガンで気絶させやがって、シュタゲが映画化するからってスタンガン使うんじゃねぇよ」

「こらそこ、軽くネタバレするんじゃない、そうじゃなくて、ヒロシ君、これが紹介してないメンバーよ」

見ると、前に紹介されたメンバーとは違う、見慣れない顔が数人居た

山下(ヤマシタ)だ、俺の代わりに突撃部隊の代わりを買って出てくれたようだな、すまなかった」

「・・・おう」

一言言ってやろうかとも思ったけど

このヤマシタって奴・・・超デカい

身長もそうだが、横幅も太い

更に、一目で分かるほどに鍛えられた肉体

そんな奴に強気で出られるほど俺に勇気はありません

「ヤマシタ君はここに来る前は柔道で有名だったのよ」

なるほど、確かに格闘技をやっているなら納得の体つきだ

俺は一応体育会系の人間だが、ここまでゴリゴリに鍛えようなどとは思わなかった

「次、お願いできるかしら」

ユイに呼ばれ、前に出る少年

今度は、如何にも頭脳系な眼鏡男子だ

おい、タカイワとキャラ被ってるぞ

まあ、こっちはイケメソではなく

身長も小さいし根暗っぽい

髪型もおかっぱみたいな感じでモテる要素はないな

「君、今かなり失礼な事を考えていなかったかい」

「気のせいだ、続けたまえ」

「なんで上から目線なんだい、僕の事はフェルクスと呼んで貰おう」

「紹介するわね、この眼鏡は田代(タシロ)君よ」

「ユイさん、何度も言いますが僕の事はフェルクス、もしくは三世と呼んでください」

・・・なんだこいつ

俺が言うのもなんだが、かなりおかしい

そして、最後の一人

その一人なんだが、何故か天井にぶら下がってこちらを見ていた

「・・・風香(フウカ)

フウカと名乗った人物は、黒い長髪のナイスバディなのだが

首に長いマフラーのような物を巻きつけ、忍者のように口元を包帯で隠している

ってか、その状態じゃパンツ丸見えっすよ?

「・・・重力無視の法則」

さいですか・・・


さて、と

話を切り出し軽く咳をつくユイ

「三人に帰ってきて早々悪いけど、明日はオペレーション『モンキーズハント』を開始するわ」

「モンキーズ?猿でも狩るのか?」

「その通り、奴等の被害は小さくないの、出来れば明日中にケリを着けたいと思っているの」

疑問に思う俺の顔を見て

ハヤマが俺に説明する

「最近村を襲っているのがその猿でよ、俺たちは村で簡単な依頼も受けているんだ。金も出るし材料も手に入って丁度良いからな」

「たまに王国の城下町の依頼とかも受けているわ、今回は村だけど報酬の事もあるし、しっかり仕事をこなしていくわよ!」


そして、翌日

俺たち前線メンバーは

猿狩りへと出向いた

場所は、俺が最初に居た森

「今回討伐するのはガルコングよ」

「ガルコング?」

いつものように皆の前に立って喋るユイ

そこに、タカイワが眼鏡を小さく上げて説明を補足する

「ガルコングは森などに生息する牙獣種の魔物です。個々の能力は高くありませんが、力は強く普通の人間では歯が立ちません、それに知能・危機察知能力共に高く、獲物や敵を見つければ仲間を呼んで集団行動を行います」

「大丈夫よ、前線メンバーにガルコング程度に遅れを取る奴はいないし、集団と言ってもこっちも集団、危険な状況になったら緊急用の狼煙を上げて頂戴」

なるほど・・・

「それでは、オペレーション開始!」


それから、俺たちはそれぞれ別々にガルコング狩りへと向かった

因みに、俺の特殊能力はまだ分かっていない

だが、部屋でこっそり試したところ、魔法剣銃と指輪以外にも出せる物があった

何時使おうかと考えて歩いていると・・・

「・・・ウキャアアア!」

草むらから音がしたと思えば、上を見上げた瞬間

何かが俺に飛び掛ってきたのが分かった

咄嗟に横へ飛んで回避したが、俺の居た場所からはとてつもない大きさの音がした

「・・・こいつがガルコングか」

俺が見たのは、簡単に言えば異常に太い腕のゴリラ

ガルコングはその豪腕で地面を砕いたのだろう

先程の一撃を受けていれば、俺の体は確実にピチューンしていただろう

「へ、まさかこんなに早く戦う事になるとはな、折角だ」

立ち上がってコングを睨みながら、俺はある武器をイメージする

「・・・俺の新武器、特別に見せてやるよ!」

眼を閉じて念じると、ある武器が右手に握られていた

形は銃、俺はその銃口にある物を入れる

すると、銃は輝きだしてこう叫んだ















『ガブリンチョ! ガブティーッラ!』


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