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強敵×美少女=大ピンチ?

俺がTUEEEEEEEEとか脳内で叫んでいる中

タイラは隊長格の男との勝負を繰り広げていた

大斧と片手剣がぶつかり合い、火花がそこらに飛び散る

「・・・やるな」

「貴様こそ、その腕ならうちでもナンバースリーは狙えるぞ」

「ふん、俺は一番にしか興味は無い。それに、俺が動くのは・・・」

鍔迫り合いとなり、互いに一歩も引かない状況

それを壊したのは、持ち前の怪力で力任せに押し出したタイラだった

「ユイの命令だけだ!」


「なんだあいつ、ユイに惚れてたのか」

道理で、あんな大男がユイみたいな華奢な女に従う訳だ

あの手の脳筋馬鹿は、人の話を聞かないからな

しかし、好きな女の頼みなら聞くってか

「まあいいや、こっちの分は終了したし、高みの見物でも・・・」

魔法剣銃を柵に立てて、肘を付いて二人の決闘を見ていると

近くに人の気配を感じ、置いてあった剣を構える

「誰だ!まだ残っていたのか・・・」

「・・・」

よく見れば、その人物は女性

しかも、長くて綺麗な銀髪と

幼いながらも、物静かで知的な雰囲気を漂わせる顔が特徴の美少女だった

「君は・・・」

「貴方も、ギルドの一員なの?」

首を傾げて、可愛く尋ねてくる美少女

何気ない動作と言えばそうだが

そんな動きにでも、何故かときめく物を感じている

「・・・一応な」

「・・・ごめんなさい、なら、私は貴方を捕えないといけない」

「えっ?」

少女との会話をしている途中であった

俺の眼球を貫こうと何かが輝く

瞬時に剣でそれを弾き、原因から俺は一歩引く

「・・・なんだよそれ」

「これ?・・・一応武器」

「見りゃ解るよそれくらい、問題は・・・」

俺の目には信じられない物が映った

両方の眼には、少女の左手が無くなり

代わりに刃渡り30cmほどのナイフがちらついていた

「私の特殊能力、『変形』」

「マジかよ、チート過ぎだ」

「・・・貴方の力も十分驚きに値するわ」

おっしゃる通りで!


変形少女は両手をナイフに変えると

俺に向かって高速で斬りつける

俺も魔法剣銃で対応するが、速過ぎて一本だけじゃ手数で負ける

「だったら!」

ここまでやれたんだ、今更これが出せない事はないだろう!

俺が念じると(←ここまで0,2秒)、右手の中指にある指輪が現れる

それを確認した俺は、すかさず剣にかざす

『コピー プリーズ』

剣から音が発せられ、手元にもう一本の魔法剣銃が現れる

そして、少女のX字で構えた攻撃を二本の剣で受け止める

「やはり、貴方の力は危険よ」

「・・・そうだな、社会的に見ればかなり危険だよ」

自分で言って泣けてくるのは何故だろう

そりゃそうだろ、大の男が

華奢な女の子と軽く殺し合ってるんだから

こっちからすりゃ、身の安全と精神的なダメージが心配だよ

などと言ってる余裕も無い、とっとと決めてやる!


コピーした剣を少女に適当に投げる

勿論・・・あの子はそれをガードするだろう

「っ!?」

案の定、ナイフで投げた剣を弾き落とした

だがそれでいい、投げた剣は時間稼ぎだ

「メインは・・・こっちだ!」

『ビッグ プリーズ』

音が鳴ったと同時に剣を変形少女の頭上に投げる

すると、魔法の指輪の力で巨大化した剣は

彼女の元へと急速で落下する

「・・・っ!?」

流石のあの子もこれは想像できなかったようで

こちらから見るにも焦りが表情に出ていた

二階の地面に剣が落下した瞬間、その衝撃で床が崩壊する

俺?魔法の指輪さえあれば・・・

左手に装着した緑色の指輪

これを適当に念じれば・・・

『ハリケーン プリーズ フーフーフーフーフーフー!』

風の力でゆっくりと一階へと滑空する俺

やばい・・・イケメソすぎるだろ

正直www自分でもビックリマンチョコですたいwww

などと調子に乗っていると

地面に着いた瞬間、俺の自分の身に危険を察知する

「・・・逃がさない」

なんと、背中から羽を生やしたさっきの少女が

俺に向かって空中から、ランスに変えた右腕で突進してきたのだ

「畜生!羽を生やして避けるとか、格好良すぎだろう!」

俺の厨二センスにド直球に来るぜ!

って、そんな事言ってる場合じゃねえ!

見ると、ランスの長いリーチは、既に俺の体を捕えて高速で動いていた

これ駄目だ、と

一瞬諦めた、その時

突如投げられた手榴弾

それが爆発し、少女の近くで大きな衝撃波が起きた

その衝撃波で吹き飛ばされ、少女は壁へと叩きつけられる

「ヒロシ君!大丈夫!」

なんと、助けてくれたのは

我が最終兵器リーダー、ユイだった

「もういいのか!?」

「ええ、食料は調達したわ!早くここから脱出を!」

「ああ!」

ユイ達調達班と共に

俺は外に向かって駆け出す

「ユイ!」

「貴様!逃げるのか!」

「決着はまた今度だ、戦わずとも俺が勝つがな」

「待て!」

「・・・いいわ」

タイラとの決着を着ける為、隊長格の男は走り出す

だが、隊長格の男を止めたのは、ヒロシと戦っていた銀髪の少女だった

「追わなくていいわ、あの程度なら持って行っても大した問題ではないし」

「しかし、こう何度もしてやられては、我々の面子が!」

「面子より大事な物もあるわ、貴方の部下もやられて苦しんでいる、変形させた網で受け止めて衝突しなくて済んだけど、さっきの攻撃で治療しないと危ない人もいるわ」

「・・・っく!覚えていろよギルドの奴等め、次はその舐めた態度を粉々にしてくれる!」

「大丈夫よ、私と貴方、サンクキングダムのナンバーツーとナンバーワン、正々堂々の勝負なら負けないわ」

「・・・それもそうだな、見苦しいところを見せたな、(ソラ)

「いえ、問題ないわ、部隊長エクス」



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