仲間×オペレーション=魔法使いwww
工場を抜けて更に奥の方へ歩き出す俺達
さっきの細い道のような物をまた通り
一番奥であろう場所に扉が見えてきた
「ここが私達の拠点のオペレーションルームよ」
「オペレーションルーム?」
「まあ会議室みたいなものよ、ここで作戦や方針について話合うの」
喋りながらドアノブに手を付ける唯
すると、ドアを引いた瞬間
唯の後ろに居た俺が水浸しになった
「・・・あ、ごめん。そう言えばトラップ用にドア前に一つ設置していたの忘れてたわ」
天井の方を見上げると、穴が開いて何かが作動した後が見える
「・・・これさ、自分達が引っかかったらどうするんだよ」
「ウチにこんな簡単な罠に引っかかる間抜けはいないわよ」
お前さっき忘れたって言ったよね?
忘れた状態でこれ避けられるんすかね~?
血走っている眼の俺に視線も向けず
唯はオペレーションルームに入る
唯に続けて入ると、中に居た複数の人間が俺の方へ視線を向ける
やめてwwwボクチン、人様の視線には慣れてないのwww
「待たせたわね皆!」
唯の言葉に続けるように
青い髪の青少年が声を掛ける
「遅いぜユイ、心配したんだぞ」
「その心は?」
「久しぶりにトラップ作って楽しみに待ってた」
「という訳よヒロシ君、恨むのならこのバカを恨んで頂戴」
「えっ」
青髪の青少年は驚きを隠せず
唯の後ろに居る俺に視線を向け、顔が青ざめる
はっはっはっはっは、俺の心は寛大だよ?
悪戯如きで・・・
「てめぇ何してくれとんじゃオォウ?」
「まあヒロシ君の顔がキモイから今はいいわ」
・・・泣いていいよねコレ?
「紹介するわ、これがギルドの前線メンバーよ」
「どうも」
適当に挨拶して頭を下げる
・・・因みに服は脱いでいる、びしょ濡れで寒かったので
「じゃあ一人ずつ自己紹介よろしくぅ♪」
自己紹介大会、早速一人目はさっきの青髪青少年
「おっす、葉山だ」
「お前、水浸しになった俺の服をどうしてくれる」
「わりぃわりぃ、てっきりユイが引っかかると思ってよ」
「・・・どういう意味だ」
「・・・女の水浸し姿、そそるだろ?」
その言葉を聞いて、俺は確信した
こいつ・・・漢だ
自然と心が繋がり、俺と葉山は互いに右手を握り合う
その後、葉山は唯にボコられたけどね
俺?俺もその後、何故か視界が悪くなってさ♪
HA☆HA なんでだろうね?
気を取り直し、自己紹介の続き
「僕は小田、これからよろしくね」
以下にも大人しそうなショタ男君だ
さっきの葉山に比べれば幾分まともだ
次に喋りだしたのは、知的に眼鏡をずらしている眼鏡の長身美男子
クソ・・・イケメソはタヒね
「どうも、高岩です」
高岩の紹介が終わると、一番近寄りたくない奴が喋りだす
「・・・平だ」
こいつ・・・平は
手に持っている巨大な斧を磨きながら俺に言う
あれはなんだ?ハルバード?というよりはゲームとかのバトルアックスって感じだな
柄が長くて明らかに馬鹿力向けの武器だ
男性陣はここまで、次からはおにゃの子の紹介になる
「はじめまして、私は木戸と言います」
木戸と言われた少女は、俺よりも身長が小さい(当たり前か)
大体150丁度くらいかな
唯と違って髪は長く、腰くらいまで髪が伸びている
しっかりと手入れをされているのか、髪がここから見ても分かるくらい艶がある
眼はぱっちりと大きく、喋り方からして凄く真面目そうだ
「私は香織、唯ちゃんより歳は上だし結構ここの生活長いから、分からない事があったら聞いてね」
そう言ったのは、年上の雰囲気漂う金髪ツインロールの女性である香織
「そうですね、一ついいですか」
「ええ、何かしら」
「おっぱいは何カップですか?」
「・・・え・ふ♪」
「キタアアアアアアアアアアアアアア!」
俺が今日一番の声を挙げた後
何故か唯にOHANASHIされた☆
あれだね、嫉妬とかじゃなくて、普通にデリカシー的な意味だね♪
あは、セクハラは駄目、絶対www
「あたしは鶴来だ、こう見えてJKなんだぜ」
最後に紹介してくれたのは、明らかに中学生くらいの見た目の赤髪ジャージ幼女
「因みに趣味はエロゲとセクハラと下ネタなんで、そこんとこよろしく!」
訂正、こいつ心はただのおっさんだ
「全員終わったわね、最後にヒロシ君、貴方から自己紹介を」
そう言われて、一度咳をついて喋る
初めが肝心だしな、よっしゃ!
「木原ヒロシ、十六歳!ぴっちぴちの男子高校生だお!夢は魔法使いになって二次元に居る嫁達とハーレム生活を送ることですwww」
「「「・・・・・・・・・・・」」」
俺の紹介の後、空気は凍りついたwww
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