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インタールード
薄れゆく意識の中で、いくつもの光景が蘇る。
ヨシュアと名乗った少年。
あの不可思議な存在の言葉を伝えるために現れ、そして去っていった。
魔法使いカティとの出会い。
あれもまた、何気ない日常の延長にあったはずの出来事だった。
懐かしい街の風景が、やけに鮮やかに浮かび上がる。
…あの時は、まだ知らなかった。
自分が、世界の行く末を選ぶことになるとは。
この暮らしを守るのか。
それとも、世界そのものを捨てるのか。
無数にあったはずの未来を、閉じてしまった。
あの決断が正しかったのか。
俺にはわからない。
…今でも。
なぜ、どこにでもいるような中年狩人の俺に、そんな選択が託されたのか。
ヨシュアを——あの少年を、俺たちの前から永遠に消し去ることになった決断が。
きっと、この先も答えは見つからない。
俺の残りの人生は、終わることのない問いを抱えたまま進むことになるのだろう。
あの時、離してしまった少年の手の温もりを。
今も、忘れられないまま。




