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第3怪 異様

美穂と十吉は、見えない壁に塞がれ外に出れなくなっていた。

美穂「どうしよう、、私たち帰れないの?」

十吉「いや、まだ玄関に続く道はあるはずだからそっから行けば良いんだと思う。とりあえず先に行こうぜ」

美穂「う、うん」

2人は廊下の奥へと行くのだった。

道中ものすごい数の蜘蛛と、蜘蛛の巣が見えた。

美穂「奥に行けば行くほど中が汚いね」

十吉「な、玄関前とは大違い」

美穂「それに蜘蛛の巣が多くて脚にすごい絡まる。」

そうして蜘蛛の巣を払いながら進むと、1つの明かりがついた部屋を見つけた。

美穂「え、明かりがついてるこんな所に誰かいるの?」

十吉「もしかしたらこの家の人かもな、ちょっと見てみようぜ、」

そうして戸の隙間を2人で覗くと、中には腰ほどある黒髪をとかすなんとも古風で別嬪な女がいた。

恐る恐る2人が戸をあけ、その人に声をかけた。

美穂「あのー、すみませんここに住んでいる方ですか?」

そう聞くと女は。

??「あら?珍しい、そうよ、貴方達どこから来たの?」

十吉「僕達この先にあるところから来たんだよ、でもここから出ようとしても出れなくなって、な?」

??「あらそうなの?ここはね、魑魅の庭って言ってね、私の他にも住んでるはずよ。」

十吉「?ちみって何だ?」

??「うふふ、それはあなたのお母さんにでも聞きなさい、さぁお腹すいたでしょう?これをあげるわ。」

そう言って女は、少し汚い袋に入ったお菓子を2人に渡した。

美穂「ありがとうございます!私達そろそろ行きますね。勝手に入ってごめんなさい。」

??「良いのよ。でも他の奴らにはあまり声をかけちゃだめよ?またちょっとしたら私のところに来なさい?二人は礼を言ってその部屋をあとにした。

??「・・・」

??「おイし祖ウナ子ど喪だこㇳ、タノ死未ダわ、ウフフ。」

女の正体に気づかずその場を後にした2人だった。」


人間に虐げられ、住処を追われ、その内に憎しみを抱き、来る者の生き血をすする。

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