第2怪 妖
次の日、十吉と美穂は例の家に向かうことにした。
美穂「道すごい入り組んでて入りづらいんだけどほんとにこっち?」
十吉「そう、秘密基地にうってつけだろ?」
美穂「まぁ確かに、、」
十吉「着いたぞ、この家だよ」
美穂「めっちゃでかいね!何でこんな所に家なんか、、」
十吉「まぁいいじゃん早く入ろーぜ」
十吉と美穂はその家の中に入った。
美穂「ほんとに広い、、一日で全部見るのが無理なくらいだね」
十吉「今昼なのにこんな暗いのか、ライトの一つでも持ってきたら良かったな」
玄関から廊下をまっすぐ行くと色々な部屋がそこらにあるが、どれも埃がすごい。
美穂「うーんどこを秘密基地にする?」
カーン
美穂「!なんか部屋から音しなかった?」
十吉「え?気のせいじゃないか?まず俺たち以外に人がいるわけ無いって」
美穂「絶対聞こえたって!この部屋から!」
美穂が指を指す部屋は応接室と書かれた部屋だった。
十吉「じゃあここに入ってみようぜ」
十吉と美穂は応接室の中に入った。
十吉「んー特に何も無いけどな、」
美穂「ほんとだ、じゃああの音なんだったんだろ?」
2人が部屋から出た後いきなり雨が降る音が聞こえた。
十吉「うわ雨だ、傘持ってきてねーな」
十吉が玄関の方に行こうとすると、ゴンッ 十吉がなにかに頭を打って倒れた
十吉「いってー何に当たったんだ?」
そう見渡すが何も無い。
美穂「今私見てたけど十吉くんがぶつかった時何も無かったよ?、、」
美穂と十吉はこの家のおかしさに少しづつ気づくのだった。
釜が鳴る音はその者の吉凶を告げる。