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人間
「魔王の信頼を置く人間!」
魔王にも信頼を置く人間がいた!そいつは、大地真琴と同じ世界から来た、大空左之助という男であった。
大空左之助はこの世界に来てからも、特殊な能力も持たない、平凡な人間として生まれてきた。
大空左之助には、前の前世の記憶がある。
大地真琴と大空左之助は幼馴染であった。
大空左之助は真面目で、本を読むことが、とても好きであった。
そして、詩を書いて自分を気持ちをネットとかに載せていた。
誰が見てくれるかも、わからないのに!
だけど、大空左之助と知り合ったのは、そんな、大空左之助の詩が大地真琴は好きだった。
「空のように青く人の心が綺麗ならば、この世界から、裏切りも、戦争も終わるのかな?
私の心は青いですか?
私の心は青い青い空のようですか?」
そんな詩が大地真琴にはすきだった。