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遠い昔の話し
「遠い昔の話し」
大魔王エドガーは大地真琴に語っていた。
「大地真琴の命は永遠に続いていく。それは、命とは生と死を何度も永遠に繰り返していくだけだ。私の肉体は失っても、また私は生まれてくる!私の行いや業というものは、次の生へと続くだけだ!」
大魔王エドガーは真剣に語っていた。
「大地真琴よ!次はお前が魔王になって悪しき人の心を変えていけ!人は儚く愛おしいものだ」
まだまだ大魔王エドガーは真剣に語っていく。
「大地真琴!お前にはこの世界に平和をもたらしてくれ」
そんなことが、大地真琴の頭から、心から離れなかった。
「大魔王エドガー様、俺は自分の心に勝ちたい!負けたくない!この悪しき世界に平和をもたらすよ」
隣では愛するローザが聞いていた。
「大地真琴!貴方はこの世界を変える使命があるのよ」
「ありがとうローザ!俺は負けない」
そんなことがふと懐かしく思えていた。
目の前では、ドワーフ族のテンネルが3人の勇者と戦っていた。