表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

父親の無理強い

 母親のパンツを盗み、ばれて、怒られる。そんな生活が続いたある日、僕は5歳の誕生日を迎えた。

この国では、なぜか変な風習があるようだ。

その風習というのは、8歳になったら剣術や弓道どを勉強する学校へ行くというのが、この世界の風習のようだった。

しかし、僕には転生系のラノベでよくある”転生したら最強になった”系の才能が皆無なのだ。

まぁ、転生系のラノベの当たり前を知る由もない、父親は

「8歳になるまでに剣術の勉強をしておいたほうがいいだろう」

と言い張るばかりだった。

 前世では剣術へのかかわりは、ゲームでしかやったことがなかった。

だが、剣術は意外に楽しいものだ。疲れられるし、とにかく父親の教え方が面白くて楽しいのだ。

しかし、母親は乗り気じゃないようだ。

「アロウサ!!そんなことをしてメリスノが大怪我をしたらどうするの!!」

そういっていつも、ぼくと父親の剣術の特訓の時間を邪魔してくる。そんな時は僕はいつも母を止めに入ろうと思うのだが、そういって母と父の言い合いに口を挟もうとすると、いつも

「メリスノは黙ってなさい!!」

と言い返してくる。なんでだろう、僕のことを気にかけて怒っているはずなのに、なぜ僕がいつも止めに入ると怒られるのだろうか。親心というものはどうしても理解できない。

そんなある日、父親が無理難題を出してきた。

「この、木を切ってみなさい」

さすがにこれは無理だ。生まれて5歳半の子供の腕力じゃ、到底無理だ。

「無理です!!お父様」

やっぱり反抗するときはこの言葉に限るなぁ。

「無理じゃないぞ。コツをつかめばいけるはずだ。」

この父親め!!5歳の腕力をなめてもらっちゃ困るぞ。それ、なんだぁコツってコツがあっても、腕力がなきゃむりっつーの。

どうしようかねぇ。困ったもんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ