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こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
女子大生の犯行録
94/123

計画:第三段階

 いよいよ本番の第三段階だ。

 ここからは一つのミスが自分の逮捕へとつながっていくだろう。

 今ならまだ引き返せるかもしれないが、ここからは完全に犯罪行為だ。

 まずは母を殺害する。

 既に犯人役の浮気相手は手中にある。つまり現時点でのこいつにはアリバイがないのだ。

 この時間帯に殺害しなければ意味がない。

 殺害をする前に、私は着替えることにした。

 私は鈍器を手に取った。

 もちろん触るときには指紋が着かないように手袋をしている。

 これからの流れはこうだ。


 まず私がスマホで警察に連絡する。次にこのビルの場所を話してから殴られたフリをして通話を切る。そしてすぐさま母を殺害し、この廃ビルから脱出する。

 その後は浮気相手の家に急いで向かい、この男を家に置く。そしてその場から離れれば全て完了だ。

 これでこの男に犯行をなすりつけることができるだろう。

 早速私は母のスマホから警察に連絡した。


『こちら110番です』

「た、助けてください! 殺されそうなんです!」


 精一杯演技をする。

 ちなみに声は母に似せて話している。


『誰にですか、場所は!?』

「齊藤義一という男で、場所は……」


 私は窓から見える景色を元に目印となる建物を話した。


「どこかの廃ビルで、赤い鉄塔が見えます」

『廃ビルで、赤い鉄塔が見えるんですね。他に何か目印となるものはありませんか?」

「えっと、後は……」


 もうこれくらいでいいだろう。

 私はビルの壁に強くぶつかった。


「ぐっ!」


 わざとスマホを床に落とす。


『どうしました!?』


 警察の声には返答せず、そのまま通話を切った。

 よし、これで時期にここに警察が来るだろう。

 その前に母を殺し、ここから脱出しなければ。

 私は手に持っている鈍器で母を執拗なまでに殴った。

 これだけ殴れはさすがに死んでいるだろう。

 後は脱出するだけだ。

 急いで車に向かい、男の家まで発進させた。


 この車で走っている姿は、見られてもいい。

 むしろ見られた方がいいのかもしれない。

 ただし、私がこの車に乗っていることは見られてはならないので、やはり急いでこの男の家へと向かった。

 数十分後、ようやく家に着く。

 早速私は後部座席から男を運びだし、家に入った。

 家の鍵はこいつが持っている物を使っている。

 とりあえずこいつの部屋のベッドにでも寝かせておこう。

 拘束を解き、ベッドに寝かせておいた。

 最後に指紋を残していないかをチェックし、問題がなさそうなので家から脱出した。


 車から折りたたみ自転車を取り出し、それで車を回収して家に帰る。

 これで全て完了だ。

 計画を滞りなく終えた私は、成功の喜びからか高まる鼓動を抑えることができなかった。

 今にも心臓が跳びだしてしまいそうなほどだ。

 このまま事故を起こさないよう、まずは運動公園に車を回収してから家に帰った。

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