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こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
海辺の殺人
78/123

海の家にて

「お待たせー、連れてきたよ」


 数分後、留美たちが連れの男性二人を連れて式たちのもとに戻ってきた。


「こっちの背が高くて金髪のがタカくんで、こっちの黒髪で大人しいのが俊哉くん」

「よろしく。なんか美紀たちが世話になったみたいだな」


 タカと呼ばれた男性は気さくに話しかけてくる。


「皆さん、よろしくお願いします……」


 一方俊哉と呼ばれた男性は紹介通り大人しそうな性格で、挨拶もどこかきっちりとしている。


「四人で来てるんですね。もしかしてダブルデートですか?」


 春崎が好奇心旺盛な質問をする。


「えっとね、美紀とタカくんは付き合ってるんだけど、私と俊哉くんはまだなんだー」

「まだってことはもしかして今後は……」

「うーん、私はそうなりたいんだけど、当の俊哉くんがね……」


 留美は式たちに耳打ちする。


「俊哉くん、美紀とは幼馴染なんだけど、今でも彼女のことが好きなのよ。だから私は結構アプローチしてるつもりなんだけど、なかなかうまくいかなくてさ」

「へえー、そうなんですか」

「私としても、俊哉には新しい恋をしてほしいんだけどねー」


 式たちの話に美紀が割り込んできた。


「美紀、あんた聞いてたのね」

「そりゃもちろん。まあ今日の海であんたたち二人がくっつくように私も協力してあげるわよ!」


 ぽん、と留美の肩をたたく。


「それはおいおいにしといて、まずは腹ごしらえをしましょう!」

「そうね、じゃあ海の家へレッツゴー!」


 式たちご一行は海の家へと向かった。


 しかし、式たちが昼食をとることはできなかった。

 何故なら、既に海の家は満席となっていたからだ。

 昼時ともなれば混雑するのは無理もない。

 もう少し早く来ることができれば、席をとれたかもしれなかった。


「あちゃー。やっぱ混んでるか」

「売店も行列が並んでるし、どうする?」


 留美が式たちに視線を向ける。


「とは言っても、並ぶしかないように思えますが」

「だよねー……」

「それなら、僕が並ぶから皆は遊んで来たらどうだい?」


 今まで黙っていた隼人が提案した。


「隼人兄さん、いいのですか?」

「ああ。実はさっきから車酔いがひどくてね。安静にしていたおかげで少しは落ち着いたが、まだ酔いが治っていないんだ」

「あら、私の運転そんなに酷かったですか?」

「いえ、そういうわけじゃないとは思うんですけど」


 佐倉に負担をかけまいとにこやかに答える隼人。


「そういうわけだから、僕が並んで待ってるよ」

「だったら、私も一緒に待ちますよ。若い子に紛れて遊ぶのもあれだし」


 責任を感じてか、佐倉も一緒に待つことにしたようだ。


「なら、お言葉に甘えて私たちだけで遊んじゃいます?」

「そうね。ありがとうございます」


 留美たちは礼を言いながら、砂浜へと走っていった。


「ほら、式くんたちも行ってきていいよ」

「すみません、隼人さん、先生」


 式たちも後を追うように走っていった。

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