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こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
佐倉先生と宝探し
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北條の家にて

 佐倉の車に乗せられ、北條の家に着いた。

 インターホンを鳴らすと、彼女が出迎えてくる。


「その子が例の探偵くんね」

「ええ。式くんって言うの」

「よ、よろしくお願いします」


 かしこまって挨拶をする。


「じゃあ早速中に入って」


 リビングに案内されると、そこには件の暗号が書かれた紙が置いてあった。


「これがその暗号ですか」

「ええ。一通り目を通してみて」


 北條が式と佐倉にお茶を置く。


「あ、おかまいなく」

「それで、何かわかった?」

「うーん、何とも言えませんね」


 式は北條に視線を向け、


「北條さん、この文章の場所に心当たりありませんか?」


 と尋ねた。


「というと?」

「たとえば、一行目の文章に書かれている『林檎の木がある林』です。これは実在する場所を指しているのか、あるいは何かの比喩なのかをまずは判断したいので」

「そうねえ。……そういえば、私の実家の近くにそんな感じの林があったって聞いたことがあるような」

「それって、今ご両親とかに確認してもらうことってできますか?」


 そう言われた北條は実家にいる母親に連絡をとる。

 数分後、通話を切った。


「今母さんに確認してみたら、確かに林檎のなる木がある林が実家の近くにあるそうよ」

「なら、そこに行ってみましょ。私たちの学校はちょうど明日休みだし。あんたはどうなの?」

「私も休み。じゃあ三人で行ってみましょうか」

「あ、ちょっと待ってください。一応榊さんにも連絡しておきます」


 そう言って式が携帯を取り出したその手を、北條が静止する。


「待って、その子女の子よね」

「はい。何か問題ですか?」

「せっかく私たちみたいな大人の女性がいるのに、女子高生を混ぜるなんていけずだと思わない?」

「何言ってるんですか……」

「だから、私たちだけでお宝を見つけましょうってこと。見つけたら三人で山分けよ!」


 どうやら北條としては、これ以上人を増やして宝の分け前を増やしたくないようだ。


「式くん、榊さんには内緒で宝を見つけて、私を顧問にして驚かせるのもいいんじゃないかしら」

「佐倉先生まで……。わかりましたよ、俺たちだけで見つけましょう」


 大の大人二人が何を言っているんだ、と思いながらも仕方なく受け入れることにした。


「そうこなくっちゃ! じゃあ明日の朝八時に明戸駅集合で。よろしくね」

「わかったわ。じゃあ私たちは帰りましょう。式くん送っていくわよ」

「ありがとうございます」


 明日に向けて今日は解散した。

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