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こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
ブラッディ・サスペンス
50/123

里中の殺人 外の調査

 まずは死体周辺の調査からだ。

 門に死体が寄りかかっており、里中がぐったりと倒れている。

 第一発見者である老人は最初に彼女を見たときに脈を計ったと言っていたが、確かに一見女性が体調を崩して倒れているようにも見える。

 よく見ると、心臓に刺さった刃物が見えるため、実際には殺人事件だと発覚したのだが。

 死体の周りには血痕などは付着していなかったが、玄関の門を開けて庭に入ると、そこには門から家の扉に向かってポツポツと血痕が落ちていた。

 よく見てみてると、所々引きずったような跡も見られる。


「隼人さん、庭に血痕が落ちていますね」

「ああ。恐らく犯人は庭で被害者を殺害し、その後死体を引きずってこの門まで運んできたんだろう」


 だが、犯人がそうする意味とは何なのだろうか。

 このようなことをすれば、簡単に死体が見つかるはずだ。


「そういえば、死亡推定時刻は夜遅くなのに、発見されたのは朝早くなんですね」

「この辺りは人通りがあまり多くないらしくてな。街頭などもろくに整備されていないため、夜はほとんど人が通らないらしい」


 それならば、ここに死体を放置してもそう簡単に見つからなかった理由がわかる。

 だが結局、犯人が死体をここに置いた意味はわからないままだ。


「死亡推定時刻前に、怪しげな人物がこの付近をうろついていた等の目撃情報はないんですか?」

「それは今確認中だ。おっと……」


 丁度いいタイミングで部下の刑事が聞き込みの報告をしてきた。


「聞き込みによると、死亡推定時刻付近にこの付近を怪しげな大男がうろついていたようだ」

「大男?」

「なんでも、銀色の髪の毛で身長は2mほどもある男だったとか」

「式くん、それって……」


 式と榊は、その大男に見覚えがあった。


「朝霞龍吾……」

「誰だい、その人物は」

「私たちのクラスメイトです。彼の見た目はその目撃証言の人物像と一致します」

「なるほど。その人物は何かしらこの事件に関わっている可能性があるな。よし、さっそく明戸高校に行って朝霞龍吾の住所を聞き出し、調査してこい」


 部下に指示を出す。


「明戸高校の生徒なら、当然被害者との接点もあるわけだな」

「はい。ほとんど学校で見かけたことはありませんが、少なくとも昨日彼は里中先生と接触したので知っているはずです」

「俺たち、昨日その現場に居合わせたんですよ」

「何!? 詳しい話を聞かせてくれ」


 式は昨日の朝霞龍吾との出会いを話した。


「なるほど。それならば朝霞龍吾とやりとりをしていたという相手の男も怪しいな。その人物についても調査しよう」


 とりあえず、目撃情報については情報が入ってから進めることにし、まずは外の調査を終わらせることにした。

 とは言っても、これ以上に気になるところも特にはなかった。


「この庭が殺害現場になったという割には、特に何も証拠などが残っていませんね」

「被害者の腹部を刺しただけなら、特別なトリックなども必要ないだろうし、これ以上外を調べても新たな発見はなさそうだな」

「では家の中の調査に入りましょうか」

「そうだな」


 式たちは里中の家の中に入った。

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