表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
ブラッディ・サスペンス
46/123

パトロール

「今日も特に依頼が来ないですね」


 メイド探偵会のホームページやSNSを見ながら、榊が呟く。


「まあ、そんな頻繁に事件が起きるわけないし、仕方ないよ」


 ゲームをしながら答える式。

 探偵会が発足してからそれなりに事件を解決してきたが、あくまでも地元での知名度は広がったものの、全国的に名が知られているわけではない。

 SNSで拡散されることも増えたが、やはり高校生探偵というのが珍しさを際立たせつつも、不安を煽っているようだ。

 よって基本的にメイド探偵会が引き受けるのは明戸高校付近の事件ばかりだが、式の言う通り地元で頻繁に事件が起きるわけもなく、大半は特に何もせず一日を終えていた。

 そして今日も例に漏れず当てはまりそうだ。


「……仕方ありませんね。なら今日はパトロールに行きましょう」

「……は?」


 突然わけのわからないことを言う榊。


「パトロールって何するの?」

「もちろん、街中で事件が起きていないかを見て回るのです。待っていても事件がこないなら、自分たちで見つけましょう。さあ行きますよ」

「なんてことだ……」


 榊に引きずられながら、式たちは部室を後にした。




「さあ、さっそくいろいろと街中を見てみましょう!」

「そんな都合よく何か起きるわけが……」

「おや、あれは……」


 二人が何気なく街を歩いていると、見知った人物を見かけた。


「あれは里中先生ですね。買い物袋をいくつもぶら下げていますが、何かイベントでもあるのでしょうか」

「何かのお祝い事じゃないの?」

「ちょっと聞いてみましょうか」


 好奇心旺盛な榊は里中に話しかけた。


「里中先生」

「あら、あなたは榊さん。それに式くんも」

「こんにちは。結構大荷物ですが、何かあるんですか?」

「これはね、今日帰ってくる夫のために用意しているのよ」


 里中は本日帰ってくる予定の夫について話した。


「なるほど、それはおめでたい日ですね。よかったら荷物をいくつか持ちますよ」

「ありがとう」

「俺も持ちますよ」


 荷物を式と榊に渡そうとした瞬間、里中はある二人の人物を見かけた。


「あら、あの子は……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ