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こちらメイド探偵会です!  作者: 二見
バーチャルアイドルの受難
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一緒に配信を見よう

 家に着いた式は、着替えを終えてパソコンを起動し、配信を見る準備を始めた。

 パソコンが起動している間に、榊に連絡する。


『今家に着いたよ。PC起動中』

『起動が終わりましたらアプリ開いてくださいね』


 指示された通りにボイスチャットのアプリを起動する。

 榊にコールすると、しばらくして繋がった。


『こんばんは、式くん。音声聞こえてますか?」

「うん、大丈夫」

『わかりました。では一緒に配信をみましょう。URL送りますね』


 送られたURLをクリックし、ブラウザを起動する。

 直接配信画面へと飛んだ。


「それにしても、ここまでして一緒に見る必要あるのかな……」

『何か言いましたか?』

「な、なんでもないよ」


 しばらく待っていると、午後七時になり配信が始まる。


「みんな~こんばんは~! めーぷるホリック、配信クリック! 今日もやっていきますよ~!」

「な、なにこの挨拶……」

『式くんも次第に慣れてきますよ』


 できれば慣れたくないな、と式は思った。


「さあ、今日はリスナーの皆さんからおすすめされたこのゲームをやっちゃいます!」

『あ、これ私がおすすめしたゲームです!』

「榊さんのなんだ」

「レビューでも高評価だったので、とっても楽しみにしていたんですよ~」


 めーぷるは画面上で激しく動き回っている。

 3Dモデルとはいえ、表現は人間とあまり変わらず豊かだ。


「えいっ、えいっ! ダメだ、また失敗しちゃいました~」


 お世辞にもゲームは上手いとは言えなかった。


「あ、もうこんな時間! そろそろ配信終わりの時間です~」

『もう終わりの時間ですか。時が経つのは早いですね」

「……」

「ではまた次回お会いしましょう、さようなら~!」


 めーぷるの配信が終わった。


『どうでした、式くん』


 配信が終わった後、榊から感想を聞かれる。


「うーん、まだ良さがわからなかったかなあ」

『そうですか。では次回も一緒にみましょう』

「え!?」


 式からしたら予想外の展開になってきた。


「い、いやもういいかな……」

『いえ、めーぷるちゃんの良さがわからないままにはしておけません。幸い明日も同じ時間に配信するようですし、一緒に見ましょう』

「……」


 がっくりと式は項垂れた。

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