第七話 がう?
キーンコーンカーンキョン。 キーンコーンカーンコッココココ。
「バグっとるやん! 自然のDJ降臨やん! なんやねんこのチャイム!」
ついつい声出てもた……。 なんか負けた気分やんあかんであかんでー俺、石田三成。 ボケが好きです。 なんちゅってー! なんちゅってー!
春それは、春です。 そりゃそうやろ。
学校の教室から見える女子生徒達のキラキラ具合が眩しく、俺はどうもーこんにちは!
学校生活最高やっちゅーねん……。 俺の机と椅子綺麗やっちゅーねん。
「ちょっとええかな? 石田君……」
おいおい、俺に声掛けるとか四百年とちょっと位早いんちゃうか? レディーガー?
「なななななななな、あっはい、なんすかわわ? はぅい」
おいおい、照れてホッペた真っ赤やないかい!
なんやなんや言うてみ? おっちゃん聞いたるさかいになっていうか俺どこ語話しとるねん!
「石田君……知らん思うから名前先教えとくわーあたし茶々……」
「ええ?」
「……山っていうねんやんか」
おいおいおいおいおい! 心臓頭に乗るとこやったわ!!! ドッキリ企画こっわ! こっわ!
茶々様やったら頭こつかれてるとこや……。 こっわ!
「あっふへふふへ、たったやまずんね! 覚えますた」
「ちゃちゃやまやけど……まいいねん、石田君こないだ休んでたやん? あの日にな、学級委員長決めたんやんか?」
おっそ! 二年の二学期やしおっそ! この学校おっそ!
「そうなぬなぬんやー。 で?」
待てよ。 まさかお前ら俺学級委員長にしたんちゃうやろな……。
待て待て待てー! まず俺に聞くのが筋いうもんちゃうーーー?
まじワラワラなんですけどー!
なんなんなんなん、俺が豊臣軍率いて大合戦した石田様様って茶々山さんら知ってんかい?!
そりゃね、俺ね。 なんやいうても西軍ですわ。 西軍。
島さんとかやね大谷はんとかやね、みんなえらい応援し……。
「あたし学級委員長になってん」
「そっちかい!」