表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おさむるつかさ  作者: MEGUMI
3/8

第三話 ええ?

 俺、石田三成。 今日のテンションめっちゃホリデイです。

 いうて今日平日やねんけどね。

 何がテンションめっちゃホリデイなんて?

 ちゃうねん。

 めっちゃ知らんクラスメイトに話しかけられてるねん。

 めっちゃ怖いねん。 知らんいうねん。 なんなんそのメガネ、角々に動物の絵描いてるやん。


「なあ石田ってな。 家どこなん?」


「日本」


 ベタがベターやわほんま、こいつポカーンしとるわ。 ポカーンや。

 で、次は何ねろてますかー? 来いよ! ほれ来いよ!


「なあ石田ってな。 服のセンス悪いん?」


「みんな一緒や! 制服やこれ!」


 俺だけ特注の制服着たとして、それダサかったらどないすんねんな。


「なあ石田ってな」


 来るねー君。 めっちゃ名探偵ぷり見せて来るやん。 来るねー!

 初会話でセンス悪いや家どこやめっちゃ深い俺の部分まで入って来るやん。 来るねー!


「なあ石田ってな。 名字石田で名前サンセイなん?」


「ワシゃルパンか! 三成でサンセイて読む奴ファーストラブやわ」


 なんやこいつ、ほんまいけすかん奴やわー。 これが昔の俺やったらギッタンギッタンにしたるのにから、ほんま苦手やわー。

 ていうか、もう授業始まるしやな……。 そろそろ自分の席着きたいんやけどなまじで……。

 どうやってこの会話終わらせたらええんや……。 

 そや、名前だけ聞いてやな。 ほな! で、ええんちゃうか。

 よっしゃ。


「声掛けてくれて嬉しかったわー。 んで、名前なんていうんよ?」


「豊臣やけど」


 ……。


「ええ?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ