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1、そもそも江戸しぐさとは何か

 何事も定義づけは大事です。これは論文などを書く際にも重要になりますので、博士論文を書く際には注意するように(余談ですが、どーもあの件、「悪意」という言葉の定義が二者間で著しくズレていると思うのはわたしだけでしょうか。まあそれはさておき)。

 実を言うと、江戸しぐさにはしっかりとした定義があります。というのも、江戸しぐさにはその普及を進めているNPOがあり、そこのサイトにしっかり定義づけがなされているからです。

 そのサイト内には、こう書かれています。(以下引用)


 「江戸しぐさ」は、江戸商人のリーダーたちが築き上げた、上に立つ者の行動哲学です。

 よき商人として、いかに生きるべきかという商人道で、人間関係を円滑にするための知恵でもありました。

 江戸時代は、260年以上もの間、戦争のない平和な時代が続きました。

 その平和な安心な社会を支えたのが「江戸しぐさ」という人づきあい、共生の知恵です。(引用ここまで)


 だそうです。

 お話をまとめると、江戸しぐさとは、

①商人のリーダーが担い手である

②商人のための哲学である

③上に立つ者のためのものである

④江戸時代にルーツがある

ということが分かります。

 まあ、実のところ、この引用部分からしてツッコみたいことが多いのですが(天草一揆はしょうがないとして、大坂の陣がなかったことになってる! あと、幕末期の薩英戦争とか下関戦争がなかったことになってる! などなど)、ここで躓いていては話が進まないので、皆様におかれましてはこのまま前提条件を飲み込んでおいてください。

 つまるところ、江戸しぐさとは、江戸の町人の中でも商人、しかも結構な豪商の間で共有されていたとされる哲学ということです。

 はて? だとすると、色々と可笑しくねえかい旦那、というのが、次に続くお話になります。

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