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地獄を夢見る。
【こんな、夢を見た。】
ぷつり、ぷつり、ぷつり。
一つずつちぎっていく。
なにをちぎっているかはわからない。
ただひたすらにちぎる。
それがなにかも分からずに。
ちぎった数すらわからない。
何度もちぎった。そこにあるものをちぎった。それがなにかすら知ろうともせずに。
目を背けていた。
それがなんなのか、本当は簡単にわかるのだ。
少し、目を凝らせば簡単に見えるほどの暗さだ。
でも、見ては行けないと脳が叫ぶ。
そんな気がする。
あぁ、灯りがともる。
今までちぎってきた。
ものが見える
沢山の自分、真っ二つに裂かれた自分。それらの全てが僕を恨めしそうにみている。
あぁ、目眩がする吐き気を催す。
一体僕はなんなんだろう?
そこで意識が途切れる。
そんな夢を見た。それだけの話。




