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夢のはなし  作者: 醜悪
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こんな夢を見た

【こんな、夢を見た。】


僕は高いところにいた。

下を見下ろして、見下していた。


君達にはとても届かない高さだろう。

だが、僕はそこにいるのだ。君達には見えることのない景色を僕は見ているんだ。



どんどん、高く登って行く。

引っ張られるように。

真っ直ぐに、

景色は小さくなっていく、一方だ。

少し、不安になった。

僕はどこまで昇るのだろう?もう降りることは出来ないのだろうか?



しばらく、のぼりつづけてどうしようもなく、不安になった。

誰も助けてはくれない。

このまま、一人で、独りで。

空の彼方へと消えていくのだろう。

もう、星が触れそうだ。





どうやら、地球の重力圏内を抜けたようだ。

まだまだ、のぼりつづけている。

あぁ、なんて地球はきれいなんだろう。

不安に包まれた心が安らいでいくようだ。

あぁ、もう少しで太陽にてが届きそうだ。










ぷつり。




何かが切れてような音。

静かな、闇にそれだけが響く

こうして僕の体はゆっくりと

落下していく。重力に従って

段々と、速度を早めながら、


落ちていく。


そして、意識が途切れる。


そんな、夢を見ていた。

それだけの話。


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