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『戦闘シーン編 第四弾』 武器の三すくみに対する考察

もしかして今回の話って役に立つかは微妙?

 ども、普段から力抜いてるせいか「眠そうな目つきだ」と言われている作者です。

 だからと言って意識して目つきを調節してもいろいろ言われます。


 本題に行きますか。



 では早速『武器の扱い』について書きたい……所ですがまず読者の皆さんに言っておく事があります。


 面倒だから各武器に合わせた細かい扱いの説明はココではやらん。各自適当に調べてください!


 いや、マジメな話そういうピンポイントな内容を書いていくと武器の種類がありすぎてキリが無いんです。しかも書き進めていく内にネタが被る様になっていきます。

 さらに作者は弓などの遠距離武器、銃器関係は詳しくは無いです。徒手空拳や、剣、槍などに関しても基本的な知識のみ。


 モノによっては書けなくもないですが、そうたいしたことは無いと思います。


 そこで、この話で扱う「武器の扱い」はどんな装備でも通じる最低限の心構えなんかについて書こうと思います。


 まず書いときたいのが武器そのものをどう見るか。

 あくまで作者の個人的な意識になりますが、とりあえずリアルの世界において武器と言う言葉をどういう形で捉えるかを書いておこうと思います。


 強みです。


 強烈なパンチや軽いフットワークの延長線。言ってしまえば「相手を倒す事に直結した強み」だと作者は考えています。

 より相手を簡単に、そして効率よく倒す(殺す)ために生まれたのが武器。

 ならどんな武器も所詮は殺すためにとれる手段の1つだと思います。


 ま、ロマンの無い考え方ですけどね。


 ですが、だからこそ手練れほど臨機応変な戦い方を身に着けていると思いますし、逆に素人は武器で攻撃する事しか考えないのではないでしょうか。


 武器を持っただけで強くなったと錯覚するのが平和ボケした日本人の心理。

 格闘が強いチンピラも右手にナイフを持った途端に右手でしか攻撃しなくなるなんてのは実際に聞いたことがあります。

 総合的に見れば徒手空拳の方が強かった事に誰も気づかないのはご愛嬌と言うべきか。

 意識しないと武器に慣れてないのがモロに出るんですかね。


 逆に軍人や傭兵みたいな対人戦のプロがナイフで戦う時はちゃんと武器に頼らないため、ちゃんと格闘技を織り交ぜて戦うみたいです。

 ナイフをあくまで有効性の高い手札の一つと考えているためでしょう。刃物以外にも相手を倒す手段を持っていて、なおかつそれを自覚しているというのが怖いと思います。


 やっぱりその辺の意識の違いは実戦になった時にかなりの差を生むんでしょうね。


 まあそんな訳でキャラや装備に何も補正が掛かってない場合は、近接武器を扱う人は武器に頼り切らないヤツが、使えるモノは何でも使うヤツが強い……というか最後に立っているのではないかと思います。

 ソレができるだけの思考の柔軟性、判断力、行動力があるって事ですしね。



 さて、今度は武器を振る時の注意点に行きますか。


 ナイフ一つ取り上げてもその気になれば色んな角度から攻撃する事ができます。

 が、小説ではどの角度でどんな風に武器を振るったかは別にそこまで重要では無く、剣を斜めに振り下ろした。よりも、剣を振り下ろした。の方が文脈的に合ってる事もありますし、むしろ何処を切ったかに重点を置いた方がイメージしやすいかもしれません。と、言う内容の話は前回やったんですね。


 しかしだからこそ。ココで言う「武器を振る時の注意点」を見落とす人はものすごく多いです。作者も頭で理解しておきながら「間合い」なんかを考えてるうちにしょっちゅう見落としてます。


 キャラに武器を使わせる時の意外な落とし穴。

「タメ」と「引き」です。

 まあどちらも内容は言葉のまんまなんですけどね。



「タメ」は皆さんご存知の通り、力を入れる、または勢いをつける動作の総称。

 振りかぶるという動作もこの「タメ」になります。

 普通の人間が大剣やハンマーを扱う時には攻撃の前に自然と「タメ」が生まれ、隙ができる。ようは狙い目になるわけですね。


 そしてもう一つの「引き」は「タメ」とは逆に攻撃した後で強制的に起きる動作の事です。

 武器を振り切った後にできる体制の崩れ。まあコレも狙われやすい隙なんでしょう。 

 漫画とかではよく見ます。


 この2つに気を付けないと文章の動きを頭の中で動かした時が大変ですので、気を付けてみてくださいね。


 さて、せっかくなのでコレを踏まえてゲーム『ファイヤーエンブレム』(略してFE)シリーズの剣、斧、槍の三すくみを考察してみ様かと思います。剣はこの場合は片手剣ですかね。

 あくまで机上の空論なので身体能力や戦闘技術は全員一緒だと考えて下さい。



「剣>斧」は単純な話です。

 大抵の斧と剣は間合いがほとんど同じか斧の方が短めです。そのため抜剣からすぐに攻撃に入れる剣の方が「タメ」を必要とする斧に対して有利と言う見方ができます。

 お互いが抜剣状態で同時に攻撃しようとした場合も重く重心の偏った斧は振りかぶった時のタメも長くなりますが、ソレに比べて剣は斧に比べて軽いのでその分タメも短めです。

 1撃で決める必要が無いのなら斧を持つ手か、体を支える足を狙えば良いですしね。



「斧>槍」は一見間合いの長さから槍が有利に思えます。が、槍による突きはどうしても穂先から真っ直ぐ伸びざるをえないという特徴があります。

 穂先の角度から先の展開がモロバレなので、直線的な攻撃は分刃の腹が広い斧に防がれやすくなります。

 また斧使いは攻撃を躱す。または当たった部分を起点に槍を受け流すことで、槍使いが槍を「引く」間に距離を詰める事が出来ます。

 タイミングを考えると槍使いが石突の方を引き上げれば、かろうじてガードに間に合うとは思いますが、斧の破壊力の前に槍ごと切られるのがオチでしょう。


 また横なぎなどの棒術系の攻撃も斧の刃で受け止める。または武器にカウンターを入れる事でそのまま槍を切り落とされる可能性が高いです。少なくとも痛みはすると思います。


 以上の点を踏まえれば斧は槍に有利。という事になるのではないでしょうか?



 で、最後は「槍>剣」の話ですね。

 これは槍による突きを剣で防ぎにくい事。また仮に受け流し、先ほどの斧と同じように「引き」の瞬間を狙って突っ込み切り込んだ所で剣での一撃は槍にガードされるだろうという理由からではないでしょうか?


 一度距離を詰めてしまえば剣が有利にも思えますが、先ほどの切り込みの流れで考えて場合、槍が穂先を下にしてガードすると、そこから体を入れ替えるだけで剣士の体、特に足を攻撃できてしまいます。

 またその動作が突きの前の準備体制に繋がるので剣で相手をするとズタボロになるのでしょう。



 以上、三すくみ考察でした。

 ……ネタとして使えるかは微妙ですな。


 さて、字数的にはそろそろ切り上げ時なので最後にチョコッと付け足して今回は終わりにしたいと思います。


 この話で書いた、「武器の扱い」ですが正直な所SFやファンタジーの場合は能力やスキル次第でいくらでもひっくり返ります。

 なのであんまり気にしないで下さい。そういうモノなのかな? レベルの認識で十分です。


 え、台無しじゃないかって?


 せっかく珍しくシリアスだったのにって?


 でも今回の話は意識するとしないでは「ギリギリの戦いを書こう」という時や「歴戦の傭兵を書こう」という時には結構大きく変わってくる話題なんですよ。

 そう、別に無駄ってわけではない……はずなのです。

 ストーリー展開や、モブザコの盗賊なんかを書くときにそれっぽく書けて使えるかも。という内容にしたつもり。かな。


 では、次回予告です。

 基本は大体やったと思うし、自分の作品に出そうと思ってるネタはここじゃあ使えない。


 となるとココで書きやすいのはやっぱアレですね。

 厨二心の塊である『特殊能力の注意点』行きましょう。


 では待て次回! という事で。

 お粗末さまでした。



ども、谷口ユウキです(-_-)/ 


直しを入れる前の後書きいわく

「コレが完徹の境地なのか?この地味なクラっと感が良いアクセントに思えるぜ」


今見るとコレ末期状態やん……。

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