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『舞台設定編 第一話』 どうしてもポケモンを思い出す

新章に入った初回は投稿が速いっ! 良い事……ですよね?

 ども、組織と聞くとポケモンに出てきた悪の組織を思い出す作者です。

 最近のポケモンはデザインが受け付けなくて……今思うとアドバンスからDSになった時に画風がかなり変わった気がしますね。

 ちなみに作者はソウルシルバーまで買ってました。


 では本題。


 毎度のごとく思い付きで始まった新章、『舞台構成編』の初回である今回のテーマは『組織の書き方』という事です。が、たかだか20の、それも史学やってる大学生の作者がそんなものがっつり書けるわけもありません。この内容は本で得たある程度の知識を分からないなりに分析したモノであることをご了承ください。

 と言っても組織構成や部署内の人間関係なんかは各書き手さんが勝手に考えるであろう事なので口出しする気は特にありません。

 なのでここでは組織と言うモノを書く上で知っておいた方が良いんじゃないのかな? と思う事をいつものノリで書き連ねたいと思います。


1、「組織って実はこんなんらしい?」という「2つの視点」


 まず組織の前提条件? として、組織は『戦略』と『戦術』によって動くモノらしいという事を挙げたいと思います。

 ここで言う『戦略』は一貫してブレない、長期的に考えた組織としての方向性の事。また『戦術』は状況に合わせる臨機応変な現場レベルの対応手段の事になります。

 基本的には『戦略』という目標を決め、そのために何をすべきかという『戦術』を考える流れで組織は発展するらしいですね。

 業界に格上がいる場合、その各上に全てで勝とうとすると全てが中途半端になる。という理由から、勝ちたい分野を決めライバルの1,7倍以上のの人、物、金、情報をつぎ込み、一点突破を狙う。というのが格下の戦術セオリーらしいですよ。

 また負けない様に戦える事は勝てるという事ではない為、生き残るための理想はその力を入れた分野でトップを取る事だそうです。1位と2位では信頼度に天と地ほどの違いがあるので、力を入れた以上は1位じゃなきゃダメなんです。という話でした。

 二にに力を入れるか迷った時はこの『書き手くて』のように誰も手を出してなさそうな分野に手を出すのが良い……んですかね。

 ちなみに現状維持にこだわる組織は『戦略』が欠けているという見方ができるらしいです。



2、「この登場人物、うちの会社のダメ上司とポジションが一緒だ!」とか言わせたい「上司の作り方」


 さて、小説に出てくる組織につきものなのは無能とか言っちゃっても良いんじゃないかと思うくらいのダメ上司。

大抵の場合は『こんなヤツ本当にいるのかよ?』と言いたくなるくらいの俗物ですよね。

 ですがこればっかりだとあまりにもワンパターン。そこでここではなかなかイメージの湧かない管理職の特徴をパターン別にご紹介したいと思います。


パターン1、「板ばさみっ子」

 これは成果を出したいトップ(社長?)からは「無茶でも何でもいい、可能性があるなら何でもやれ!」とか「これなら行ける、やってみろ!」と言われた係長的な人が、ミスった時に責任を取りたくない、もしくはもしくは先見のある一個上の役職(課長?)から「今まで通りに、絶対にバカな真似はするな」という釘刺し、「いや、これはどう考えても失敗するから」というツッコミを受けるものの結局はトップにごり押しされるという悲しき管理職の話ですね。

 上役からは八つ当たりと言うか……「オレ止めたじゃん!」とブチ切れられるそうです。

 このパターンは上司の人が好かったりするので、恐ろしい話だと思います。


パターン2、「見せしめっ子」

 簡単に言えば結果発表の時にトップと最下位を堂々と発表する人間の事ですね。スケープゴートを作って見せしめにし、それと引き換えに部下のやる気を煽る人を指します。

 この手の人は自分の順位、立ち位置を気にする傾向が強い為プライドも高く、それゆえ自分の評価を落としかねない人間を切り捨てようとします。

 ある種の権力亡者なんでしょうね。

 管理職にはなれてもトップにはなれない、なっても続かない人間の典型例でもあるようです。


パターン3、「人待ちっ子」

 これは判断人任せで全然動かない上司の事になりますね。どんなにヤバイ非常事態でも上からの指示がないと動かないという点が最大の特徴です。

 またスーパースターシンドロームという……まあ言ってしまえば「今の状況は確かに苦しい。けどきっと、そのうちにスーパースター的なカリスマリーダーが現れておバカな上役を〆た後、経営を持ち直して、僕らの給料を(略)」みたいなスーパースター論者でもある事が多いそうです。

 基本自分で判断や決断をしない、どっちかっていうと駒のままでいたいタイプなんでしょうね。

 このパターンが頭で部下の傀儡っていうパターンもあります。


 以上、パターン分け上司講座でした。

 作品に出す上司さんとの比較対象としては面白いんじゃないでしょうか? 気が向いたら使ってみてください。

 ちなみにトップが指揮するだけで十分回っていく小さい組織ではその下の管理職なんて合ってない様なモノだそうです。これは管理職という立場が人間の持つ『管理限界』、つまり一度に面倒を見れる人数が大体6人くらいであるという点を補うために生まれたからだと思われます。

 あんまり知られてない話ですけどね。


 ちなみに大所帯にも関わらずトップが指揮を執りすぎると中間管理職が無能化するらしです。組織を書くのは難しいですね。



オマケ「負けた後の反省文に書くこと」

 というわけで組織回のオマケとして中国の……誰だったっけな。兵家の誰かだったと思うんですが……まあ、その人の言葉を借りて組織の敗北パターンをご紹介したいと思います。


 相手が10、自分が1の兵力で戦う時は「兵力差」で負け。

 将が弱く、兵が強い時は「上の優柔不断さ、部下の見殺しや勝機の見逃し」で負け。

 兵が弱く、将が強い時は「将の過信」で負け。

 最高責任者と幹部の対立がある時は「独断先行、不適材な人物の配置」で負け。

 将の場当たり的対応をする時は「大局、劣勢が分からないゆえの逃げ遅れ」で負け。

 将が空気の時は「統率力ゼロ」で負けると。


 ……最後悲しすぎる。

 まあ何はともあれ組織対組織の勝敗はこんな感じでつくらしいです。

 以上、オマケでした。


 まだ描きたいことはありますが今回はこの辺で引き上げ、次回につなげたいと思います。というわけで次も同じ『組織』がテーマ。こんどは規模や人材について書く予定です。

 いやー、この章は良いですね。今までと違って話の規模が小さい分バリエーションが作りやすい。

 しばらくは良いペースで投稿できそうです。……多分。


 では待て次回という事で。

 さっそく続きを組んできますね。



ども、谷口ユウキです(-_-)/


今日ここ書いてて「ぶっちゃけこの後書きいらなくね?」と思いました。


……次回からサボろかな。

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