表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/27

『戦闘シーン編 第一弾』 作者もそこまで書けません

徹夜のノリと勢いで書き始めた『戦闘シーンが書きたくて』を大幅リメイク! ついにリニューアルスタートでございます。

「上手く書けない!」

「難しい!!」

『小説家になろう』の色んな作品(後書き)で戦闘シーンに関するグチを見ている気がします。

 かく言う作者もグチりまくりです。


 だからこそヒントになりそうな読み物を探そう。という所ですが、やっぱり難しいという理由からか「小説の書き方」を書いた本なんかにも『戦闘シーン』の書き方について書かれている物となると少ないのではないでしょうか。


 なのでとりあえず書いてみることにしました。


 もちろん作者自身、今でも戦闘シーンは悩みの種に感じ、毎回書くのに苦労してます。

 正直な所この手の「書き方系」の読み物を書いていいほどの実力も無いです。


 そこでこの『オモロイ話が書きたくて』。というかその前身である『戦闘シーンが書きたくて』では作者がバトルの書き方に特化した自己流理論(?)を展開しつつ、『読者の感想』と言う名のネタの提供に頼る形で進めまていました。

 

 その結果ネタが尽きて路線変更に入った努力の結晶がこの作品ですね。


 さて、そんな戦闘シーンですが基本の流れだけを見れば大体どの作品でも「戦って決着」。という形を取ってます。

 当たり前ですね。横やりが入らなければ普通はこうです。

 なら戦闘シーンを書くにあたっての問題はその流れの中に何を入れるか。

 初手と決着までの間に何をどういう順序で書くか。になるのではないでしょうか?


 そこで「じゃあ何入れるかなー?」と考えた所、作者は戦闘シーンの大まかな構成要素を『状況』、『動き』、『セリフ』、『説明』だと捉えるのが、一人称でも三人称で形として読みやすいのではないかと思いました。


『状況』はいわば戦闘シーンの前段階。戦場の情勢や相手の武器、姿。地形や怪我の有無。人質のようなオマケ。


『動き』はその名の通りキャラたちの行動。


 次の『セリフ』はそのまんまキャラの言葉で、一応ソレに合わせた表情の描写もセットですね。


 最後の『説明』は神の視点や言葉、一人称視点での気付きなどの「さっきの攻撃はコレが狙いだったさ」みたいなアレです。主人公や敵キャラたちの内心描写(心の声)なんかの補足説明ですね。


 これ等のパーツを組み合わせる事で戦闘シーンが成り立っている。というのが作者の見解となります。


 それでこれらのピースをどうやって組み立てるか。


 これに関しては作者も昔からやらかしまくってます。

 戦闘シーンを同じピースばかりで構成していた何年か前の作者は自分の作品を読み返した時に戦闘シーンがただの説明文にしか見えなかった経験まであるくらいです。

 自分の書いた話に全く臨場感が無くて気落ちしたのは苦い思い出でですね。


「だったら説明っぽくならない様にすれば良い!」と思ったのですがコレが中々難しい。

 そこで悩んだ挙句、最近の作者はさっきの4つのピースに会話させる感覚で戦闘シーンを書くようにし始めました。


 あんまり同じピースが被らない様に気を付けてみたんですね。

 一応このやり方で書くようになってからは、昔よりはマシに戦闘を書けるようになった……つもりです。


 その内容が以下の形。


 戦闘では漫才みたく決着という「オチ」がハッキリしているため、先ほど上げた戦闘シーンにおける4つの構成要素を疑似的に「人」として考え、なおかつ全員がテンポよく喋れるようにする事で『戦闘』と言うショートストーリーを作る形になります。

『状況』を司会者ポジションに、後の3つをトリオの芸人みたいに考えて書いて、その上で番組が壊れない様に気を使う感じでしょうか?


 あんまり1人に喋らせすぎない様にする事で状況、セリフ、そして心理描写を含めた補足説明をうまく回せたらいいなあ。みたいな書き方です。


さて、ここからはさっき言った4つのパーツを1つ1つそこそこ細かく説明していこうかと思います。



 1、「お前はもう終わっている」な『状況』。


 普通は戦闘に入る前に全部説明されちゃってる『状況』さん。内容で言うと「場所」に「敵の見た目」や「人質」なんかですね。

 大抵の場合はそれまでの会話や心理描写の中でとっくの昔に書かれちゃってます。


 しかし戦闘シーンにおける「Mr空気」と侮るなかれ。

 終わっているからこそ「伏線」や「ターニングポイント」としての使い勝手の良さがあり、ちょっと意識すると意外な所で役に立ってくれるのです。


「場所」ならその地形、建物ならではの戦い方や、やり過ごし方を意識できます。

 また「敵の見た目」なら相手の権力上の立場。間合いや攻撃するポイント、相手にしている側の心理なんかに関わってきます。

 大穴の「人質」は……ここぞという時の抵抗に期待です。かね?



 ついでに「場所」に関して少し掘り下げた話をすると、多くの作品で「縛り」と「トドメ」の伏線として使われている気がします。


 オマケ1、「ホレホレ、どうにかしてみろや」な状況縛りプレイ法


 ……ネーミングふざけすぎたか?

 まあソコは置いとといて、この「縛り」のは場所の特性を利用した話の組み立て方でという事を説明します。

 具体的には「一般人が多くて能力がフルに使えない」とか「この場所では貴様のスーパーパワーも3分の1だー(適当な上に棒読み)」みたいな事ですね。


 この思い通りに行かない感がまた何とも言えません。

 自分の仕事場で暴れたくない的な感じで「場所」に加えて「心理的なマイナス性」や「立場上の都合」を利用するのも楽しそうですね。


 昔からある「三叉路には悪い物が集まる」という話みたいなマイナスの要素を話のアクセントに使っても面白いのではないでしょうか?



 オマケ2、「実力不足で倒し切れない? ならばこの雄大な自然で(以下略)」なトドメは自然任せ法


 このタイプはあらかじめ書いといた「地形」情報を罠やトドメに生かす伏線として扱う書き方です。

高い所からつき落としたり、マグマに蹴り落としたりするのは色々な作品で見ますよね。

 地形を利用した伏兵とかは昔からありますし、一発逆転の一手に周りの環境に小さな手を加えて活用する。みたいなのも見た事があります。

 ただやってる人は多いので場合によっては先の展開が読まれたりするみたいですね。


 以上、『状況』における「場所」話でした。

 次は『状況』における「見た目」に関してのオマケとなります。



 オマケ3、「紙の上でさえ第一印象は大事なのか!?」なイメージ押し付け法


 戦闘に関係させる「見た目」の場合はその情報が後々の『動き』に関わって来るのははもちろん『セリフ』と『説明』に連動するパターンも多い。という事でこの手法を書きました。

 これは相手を見て得た情報を基にどう戦うか? という思考をキャラが考える事が前提ですけどね。


 相手との体格差なんかを書いておけば描写の内容は変わってきますし。後々の「動き」にも繋がってきます。

 また相手の武器の種類が何か。や、間合いはどのくらいかによって書く側としても戦闘の流れがイメージしやすくなったりします。


 以上、記念すべき(?)第一回でした。

 


 こういう話はあんまり長くすると読むのが面倒になりそうですから。このくらいの分量がちょうどいい。という考えのもと、これからもこの分量で連載していくのでご容赦ください。


 別にネタがあんまりないから字数制限で延命工作しなきゃとかじゃないです。ええ、違いますとも。


 さて、そんなこんなでやっていくつもりの『オモロイ話が書きたくて』ですが、作者のノリと偏見に溢れた自論だけでやっていくのは無理がある気もします。事実『戦闘シーンが書きたくて』はソレで企画倒れしました。

 そこで、読者の皆さんの「こんな書き方はどう?」を募集!

「コレも良いよ」という方がいたらぜひ教えてください。


 作者はあなたの感想、ご意見、質問をお待ちしております。



 次回は戦闘シーンの基本となる『動き』ついて書く……前に『セリフ』と『説明』を片付けるつもりです。


 では待て次回! という事で。

 お読みくださってどうもありがとうございました。


 

ども、谷口ユウキです(-_-)/ 


この小説を聞か始めたキッカケ、実は所属している推理小説研究会で部長を押し付けられた事に対するヤケだったりします。


たった2人の部員、ジャンケンに負けた末の部長昇進(?)。


フッ、ヤケにもなるさ。

てな訳で最初に投稿する何話かは投稿前日からノンストップの完徹で書いて……たんですが今見直すともう支離滅裂のボロボロ。


いやー、直すのに苦労しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ