『ストーリー構成編 第三話』 まるで罠を仕掛ける気分
文章力と兄の威厳が欲しいです。
割と切に。
ども、書きたい話が溜まっているので、もう少し筆が早くなればいいなー。と考えている作者です。
書きたいのは変身して戦う能力系バトルものと、ロボット物と、妖怪退治もの。まあ今書いているファンタジーが終わるまでは書けそうもないんですけどね。
さて、今回のテーマは『伏線の張り方と回収の仕方』。これもまたネット検索にかければ結構出てくる内容です。この話を見て不服だった時は感想で文句を言うか(できれば具体的に)適当に検索してみてくださいね。
では本題です。小説を書いている方は覚えがあると思いますが、『伏線』そのものはストーリー。というか流を作ってから小説を書けば自然と張られていく物なので、見切り発車でも張るだけなら簡単にできてしまいます。
でもせっかくの伏線です。できれば読者の方々には『ああ! あそこのアレ伏線だったのか!?』っていう反応をして欲しいですよね。
そこで今回は作者とっておき(?)の伏線とその回収テクニック(?)をいつもの感じで書いていきたいと思います。
1、「頼む、コイツの事を見てやってくれ!」な「囮回収テク」
これは、あからさまな伏線とさり気ない伏線との2つを近い間隔、または同時に書いておくやり方です。
分かりやすい伏線で本命を誤魔化す。というのが狙いですね。
ストーリーの進行上絶対に必要な、でも書いたらバレる。という伏線があった時に、その話題の前後の話にさりげなーくもう一つの伏線を書いておき、最初の伏線とは全然別の所でその伏線を生かすのが基本的なやり方になります。
メリットは伏線が気づかれにくい上に、囮の方もちゃんとした伏線として機能する事。
デメリットはハマリ過ぎた時に「え、そんな伏線あったっけ?」という疑問を読者に持たれることですかね。
別に良いことな気もします。
2、「さあ、どれが本命かな?」な「ギャグにすら伏線テク」
コレはそれらしく思わせておいて実はギャグオチの伏線だった! というパターンを作っておく方法で、どの伏線がシリアス系の重要なヤツなのかを分からなくさせるやり方です。
ギャグに張るのも悪くない。と思える心が必要なコレ。
個人的には『ネタ系のオチアイディアから逆算する』形が理想だと思います。
いわゆるネタ神の産物を、良い感じにアピールするための演出効果としての伏線ですね。
メリットは読者が大切な伏線をいい意味で信じられなくなってしまう事。
デメリットは使う前、そのネタを思いついた時に、書き手自身が笑ってしまうようなオチじゃないと鬱陶しい小細工に成り下がってしまう。という事だと思います。
最低でもニヤッとできるレベルじゃないと白けます。
でも書いているときはもの凄くニヤニヤできる書いていて楽しいやり方です。
3、「あえて多くは語らない。というか書かないのがデフォ」な「裏口回収法」
伏線と呼べるかどうかは分かりませんが、「分かる人がいたらいいな」という表に出さない伏線を作るやり方です。
言ってしまえば行動で分かりにくいフラグを立て、それを展開と成長の中で回収するテクですかね。
精神的な成長を書くときの段階踏みなんかがコレにあたります。
手前味噌で何ですが、今連載している作者のつたない小説では、戦闘シーンにコレを使っていますね。
敵の順番や戦闘シチュエーション。その時主人公が感じていたであろう精神状態なんかにこだわって、次の段階に進めるための下地にする形を取っているつもりです。
つもりです。
この手の表に出にくい伏線を張るにはテーマ、または裏テーマを決めておくのが書きやすいコツになるのではないでしょうか?
作者の小説でも裏テーマのために伏線を張っています。
裏テーマ自体の説明はもうちょっと下に書いておきますね。
メリットはこだわればこだわるほど、キャラへの理解と印象濃くなる事。そしてハッキリと書き表さないないからこそ、ある程度の自由がきく。という所でしょうか。
これに関しては個人のこだわりが入って来るので、デメリットは特にないと思います。
表に出せないのはもどかしいですけどね。
と、いう事で。作者が書けて、多分他の人とはネタが被らないだろう。と思える伏線回収法でした。
あとは『バクマン』にあったそれまでの話を利用した後付け伏線なんかもいいですよね。
アレを使うとしたら世界観の設定をそのまま伏線にするのが一番やりやすい気がします。
大抵の人はサラッと読み飛ばすので気づかれにくいですし、書き手が世界観を意識できるのではないでしょうか。
またシリアスな展開のための伏線、それと先ほど書いた3のタイプの伏線を張る場合、個人的には先ほど書いた裏テーマ。
つまり、人に言ったら引かれそうな目標的な何か。またはテーマと呼べるほどのメッセージ性の無い(と、書き手が思う)こだわりを作って書くのが伏線を作る上で非常に役に立つのではないかと考えています。
ストーリーを進めていく時に大きなパズルが目の前で組み上がっていくような感覚が味わえて楽しいですよ。
感想とかで核心に触れるようなコメントが来ると『ああ、ちゃんと読んでもらっているんだな』とも思えますしね。
気が向いたらぜひ使ってみてください。
さてさて、今回はこんなもんで終了。
次回は多分ストーリー構成編の最終話(?)になる予定です。
テーマは『テーマ』!
……今、奇跡的な何かが起きた気がしました。
では、待て次回! ということで。
とりあえずネタを考えてきます。
ども、谷口ユウキです(-_-)/
相変わらず地味にアクセス数が安定しているこのエッセイも、とうとうお気に入り件数が50件を超えました。
ここまで続いているのも読者の皆様のおかげです。
どうもありがとうございます。




