『ストーリー構成編 第二話』 バランス感覚は大切
東京に引っ越しました
ども、卒業して編入して東京に来た作者です。
東京は流石に人が多いですね。最初のころは人酔いで大変でした。
さて、久しぶりの今回はストーリー構成における『コメディーとシリアス』について書いていこうと思います。
分かっている方も多いとは思いますが、恐らくどんなジャンルの作品にも大なり小なりのシリアスというのは必要です。
理由は簡単。全体に緩急をつけるため。そして読者を飽きさせないようにするため。
例えば作者の場合、ギャグ系の話でギャグばかりが続くと、普段面白いと感じるギャグがつまらなくなります。
パターンに慣れる。と言えばいいのでしょうか? 少しづつ感性がマヒしていくアレは読む立場にせよ書く立場にせよバカにできません。
これはギャグ物に限った話ではなく、また作品が長く続けば続くほど浮き出てくる問題。
そこで重要となってくるのが今回のテーマ『コメディーとシリアス』の使い分けではないかと思います。
書いてみるとわかるのですが、シリアスというのはストーリを進めていく中で非常に強力な武器です。
ですがだからこそ中毒性みたいな面あるんですね。
シリアスにすれば話が閉まる。シリアスなら展開もバトルも組み立てやすい。そういった点は確かにあると思います。
しかしそのせいでギャグから始まった話がシリアスを深追いしてギャグに戻れなくなった。というバトル漫画や小説もチラホラ。
一度シリアスを入ると深みにはまる危険性は非常に怖いですね。
さて、では大まかな注意点も書いたことですし、ここからはいつもの感じで対処法を書いていきましょう。
1、『俺の話は最初から一途! な、あえての1スタイル戦法』
コレは飽きられるのを覚悟の上であえて「シリアスならシリアス」「ギャグならギャグ」で通すやり方ですね。完全に片方のみというのは不可能かもしれませんが、こうしたルールを決めておくことでブレなくはなると思います。
ただシリアスな話はともかくギャグでコレをやるにはかなりのセンスが必要。
かなり頭を使う事になると思うので相応の覚悟も必要です。
最初からシリアス一本で行くのなら何の問題も無い書き方ですね。
2、『交互に出して飽きさせない! な、常勝サンドイッチ戦法』
これは一番安定した書き方で、シリアスとギャグを交互に出していく書き方です。
『スケットダンス』などを思い浮かべてもらえば分かると思いますが(知らない人がいたらごめんなさい)、ああいった作品でもキャラの掘り下げとマンネリ化を防ぐ意味合いでギャグとシリアスを比較的交互に挟んでいます。
またそうすることで笑えるだけでなくキャラに愛着の湧くストーリーになっている。というのが個人的な感想です。
また私見ですが、この手法で重要になるのは『ギャグに戻れる』程度のシリアスにすること。または『シリアスとギャグをハッキリ区別して分ける』事だと思います。
作風によってはその辺りのバランス感覚が必要になる書き方でもありそうですね。
3、『ごっちゃにしたってええじゃないか! な、ギャグねじ込み戦法』
これはシリアスな話だろうとおかまいなしに、適度なギャグを作る。というストーリー編でも少し触れた書き方です。
既存の作品では『銀魂』なんかがコレにあたると思います。
ギャグを織り交ぜつつ決めるシーンを決める事で、比較的軽快なシリアスを描くことができるのではないでしょうか。
利点としてはシリアス回が終わった後でも、比較的簡単にギャグ話に戻せる。というのが大きいですね。
欠点は重くしたいシリアスが若干軽くなる。という点でしょうか?
あとはシリアスとギャグの境目があやふやになってしまう事だと思います。
この書き方だと読者を笑わせるポイントに気を使う必要があり、時には計算して笑い所を作る能力が求められたりもします。
話がシリアスな分、重くも軽くもなりすぎないように会話に気を使う必要が出る書き方です。
大まかな分類はこんな感じですね。
作者の趣味で全体的に『ギャグありき』みたいな形での説明になりました。何かご意見、ご指摘があればお待ちしておりますのでお気軽に感想の方へどうぞです。
では、次はシリアスの中、どうやって受け所を作るのかに入って行こうと思います。
おそらく基本的なカギとなるのはセリフですよね。
シリアスでも使える、面白いセリフ。
その中でも使いやすいのはズバリ、煽り文句だ! と、いうのが作者の考えです。
たまに勘違いしている人がますが「罵倒」と「煽り文句」はまるで違います。少なくとも作者の中では全くの別物です。
具体的に言えば「罵倒」は単なる不快で何のヒネリも工夫も無い言葉。
逆に「煽り文句は」言われた時に怒れるかどうかというギリギリな線を突いた言葉。または不快になるにしても、直接は貶さない、クセのある言葉だと思います。
例えば作者が自分の妹とケンカすると仮定した時、「このくそババア!(年下にいえる気はしない)」と言うより、「この玉無しが!(あくまで女性の身体的特徴の指摘です)」の方が、相手をイラッとさせ、なおかつ傍から見ていて笑えるのではないかなー、と思います。
今の文章を見て不快になった方がいたらすみません。
……しかし今更っちゃあ今更ですが、本来ならセリフでやっとくべきだった話題でしたね。
では、毎度のごとく次回予告です。
ストーリー構成編の第二弾となる次回は『伏線の張り方と回収の仕方』から入っていこうと思います。
ではまて次回! という事で。
今から録画したアニメでも見ようと思います。
ども、谷口ユウキです(-_-)/
この話を登校する前にもう一度全体を読み返して、分かりにくい所をある程度修正しておきました。
良かったらどうぞです。




