『戦闘シーン編 最終話(?)』 戦闘の最後と言ったらコレ
作者の書いてる『プチトリ!!』という小説の26話で『威嚇と臨戦態勢の違い』について少し書きました。
気になる方はソッチの方も覗いてみてください。
ども、とりあえず戦闘話が今回で一区切り。という事でちょっとした達成感に上機嫌な作者です。
この区切りの感じが好きですね。
ラストテーマは前回の予告通り『切り札』について。
単純にいえば「奥の手」を始めとした「隠し玉の見せ方」に関する話になります。
作者の「隠し玉」に対すイメージが「一発逆転の一手」だったり「不意打ち用の手段」だったりするので、ココではそういうことを前提にして書いていくつもりです。
1、「これが最強の一撃」な「切り札」
これは言うまでもなくそのキャラが現段階で使える「最強の一撃」やソレの使えるチートモードの事ですね。
皆さんご存知のとおりバトル物には頻出します。仮面ライダー話でもちょと出しましたね。
決まれば燃えれてカッコイイ。上手くハマればみんな幸せな大見せ場です。
ただコレはあんまりバンバン使うと「切り札」として感じない上に、読者に「じゃあ最初から使えよ」と突っ込まれる事がちょくちょく。
作者も「最初のダメージいらねえっ!」と思った作品がいくつかあります。主に日曜日の朝に良く思います。
そのためかどうかは知りませんが、逆にそういった事を意識して最初から切り札にリスクを付ける作品も多いですよね。
また「人」や「武器」、「情報」そのものが「切り札」として使われるパターンも多いです。
「人」の場合はその人物の予定や体調が。「物」の場合はソレを敵に奪われる可能性が。「情報」は直接力で叩くわけではないので報復や口止めの可能性がリスクとして付きまとってきます。
ただ先に書いた「最強の一撃」と違い使い、これらの「切り札」は自分の肉体に何らかの悪影響を与えるリスクパターンが少ないのでそういったところは楽に書けると思います。
2、「切り札」を始めとする「隠し玉」について
「切り札」といっても「奥の手」だった。という展開は各作品で色々なモノがありますよね。
コレは「切り札」が必ずしも「敵を倒せるモノ」である必要が無く「先の展開につながるモノ」であればいいからでしょう。
もちろん「切り札」と同一視するパターンも多いですが、この場合は「切り札」とは別物として扱います。
威力よりも不意を突いたり、動きを止めることが重視。って感じですね。
ある意味何でもアリです。
こういった「奥の手」という隠し玉を組み合わせる事で「切り札」のマンネリ化を防ぐだけでなく、話の締りを良くさせる事が出来るのだと思いします。
さて、それじゃあ今の話を踏まえた形で次の話に行きますか。
お題は『日用品ほど怖い物は無い』。
今書いた「隠し玉的切り札」はバレにくいのが良いんだろうな。という事を思った作者が、じゃあ何なら意表を付けるだろう? と考えて出した一つの答えですね。
ボールペンやフライパンでも人を殺せるんだから、日用品を上手く使えばかなり怖い事になるだろうと思ったわけです。
映画の『ホームアローン』何かでも日用品使ってとんでもない事やってますしね。
今見るとあの泥棒たちってすげえタフだと思います。
代表的なモノとしては……そうですね。
1、「混ぜるなキケン! をあえて混ぜる」な「掛け合わせ法」
油と火の組み合わせみたいな「能力の威力を底上げする物」なんかが挙げられるこの手法。
この例の場合は「家主の人、本当にゴメン!」な結果にはなるでしょうが、掛け合わせによる効果が非常に分かりやすく、また身近な物を使っているという理由から湧いてはいけない親近感も湧いちゃったりします。
毒ガスや爆発を演出する「身近な所には思わぬ危険が一杯!」な書き方ですね。
2、「え、ソレをここで使っちゃうの!?」な「間違った使用法」
縫い針やボールペンの様に「少し思い切った使い方をすれば相手を無力化できる物」を使うやり方です。コレは前例を調べたり、ちゃんとイメージを持っとかないと書きづらくはありますが、地味にリアルで効果的なため、読者の興味を惹きやすいと思います。
またこの手法の強みは、こういった日用品、それに釣り道具みたいな趣味の世界の道具が日々進歩している事です。
例えとして糸を取っても色々です。
バトル物でたまに出る鋼線みたいな鉄製の糸は、切れにくい釣り糸として売ってますし、クリーニング用の仕付け糸には水にぬらすと解ける糸が、手術なんかでは体内に吸収される性質を持った糸が使われています。
こういった本当にある変なモノなんかも目新しくて良いんじゃないでしょうか?
特に趣味の世界は日進月歩。え、何コレ!? ってのがたまーに出てくるので興味があったら探してみてください。
他にも武器にしやすい。と言う点で考えると貴金属がダントツに書きやすいでしょうね。
例えばシルバーアクセサリー。その中でも腰に付けるウォレットチェーンは繋ぎ合わせて先に大きめのペンダントヘッドを付けただけで「ハイ、即興鎖分銅に早変わりー!」です。
何処まで使えるかは置いといてもインパクトはありますよね。
簡単な工夫やちょっとした下調べで相当クセのあるキャラが出来るやり方なので気が向いたら試してみて下さい。
以上、『オモロイ話が書きたくて』「戦闘シーン編」でした。
っしゃあ! 書き終わったぞコラ―!!
そんな訳で次回からはたった2話で終わる「トーク編」。
1話目は『ツッコミ』と対をなす『ボケ』について書く予定です。
では待て次回! という事で。
ご愛読ありがとうございました。
ども、谷口ユウキです(-_-)/
この『書きたくて』「戦闘シーン編」がひとまず終了いたしました。
なるべく長く。そして他と被らないようなネタをこれからも提供できるようにしたいと思います。
ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。




