ピクルスの夢(二百文字小説)
沢木先生のお題の「ピクルスの夢」に基づいて書いてみたど。
おらはピクルス。
田舎者だけど、勉強はできるんだ。
だから、いつかは有名大学に入学して、博士号をとって、ノーベル賞をもらうだよ。
そんで、おらの事をバカにしていたキムチやザーサイを見返してやるんだ。
田舎者の実力、思い知らせてやっからな。
今日も夜中まで勉強すっど。
五捨四入って言って、五時間寝た奴は不合格になるんだぞ。
うん? 何だか騒がしいな。勉強の邪魔すんなよ。
「このピクルス腐って来たから捨ててよ、ママ!」
お粗末様でした。