第6話 猫と一緒に暮らす時にメンタルがやられる最初の障害
ルイ君が我が家に来て5か月が経過した。
生後7か月---
この年頃になると私は毎回頭を悩ませる。
ペットと真面目に向き合いながら飼った事がある人は恐らく全員が通ってきている道---
去勢手術だ。
分かっている。
去勢手術は命に責任感を持っている飼い主ならばやるべきだと。
---去勢の重要性---
猫ってね、最初に6~8匹くらい子どもを産むんです。
しかも1回だけじゃなくて、その後もさかりが来るたびに3~5匹をどんどん…。
野良なら春先だけど、家猫は季節なんて関係なし。年中いつでも恋の季節。
つまり、去勢しないって選択は「3か月ごとに子猫が増えていく生活」を背負うってこと。
想像してみてください。…いや、無理でしょ?
去勢手術は「猫がある程度大きくなり麻酔に耐えられるようになる事」が条件。
プラス精通する前にやってあげるのが最善だ。
一度でも経験しちゃうと「うわ、なんかムラムラする!でもどうすりゃいいの!?なにこれ!?」ってなっちゃう。
そうなると、本来なら去勢後は落ち着くはずなのに、スプレーとかさかりが残っちゃうこともあるんです。
じきに慣れておさまりますが、その時の切なさそうな猫の表情を見ると「私の判断が遅れた為にごめんなさい!」って飼い主も猫に対して引け目を感じてしまう事も…。
しかも去勢手術はする事で今後起こりうる泌尿器系の病気を未然に防ぐ可能性もあります。
なので理由が無い限りは絶対にやるべきなのです!!
※不安なら毎月病院で診てもらって、先生に聞くのが一番安心です!
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しかし、麻酔を行い、数日ですが、痛々しそうになる我が子を見る決心が毎回私は付きません。
この判断の迷いがもっと可哀想な事になるのですぐするべきなのですが…。
ルイくんはノルで体が大きく麻酔の心配は殆どない!!
私とママは気合を入れてルイくんを連れて近所の動物病院へ行きました。
やる事は3種混合と去勢手術前の体調チェック!
この病院の先生は若いのですが、しっかりした先生でルイくんのレントゲンまで撮ってくれました。
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検査結果当日---
先生は深刻な顔でルイくんのレントゲン写真を見せてくれました。
「ルイくんの心臓と肺が癒着していますーーー。」




