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新章:未来へ紡ぐ光


日葵ひまり〜陽向と千紘の娘〜


日葵は、明るく活発で、好奇心旺盛な高校生。

幼い頃から両親の医療現場の話を聞きながら育ち、自然と命の尊さを知っていた。

また、軽度の花粉アレルギーを持っていることもあり、家族の歴史を身近に感じている。


学校ではバレーボール部のキャプテンを務め、仲間たちからの信頼も厚い。

だが、その裏で「自分はもっと何かできるはずだ」と、日々葛藤していた。


ある日、学校の健康診断でアレルギー検査を受けると、

「新しい治療法があるから、研究所で検査も兼ねてボランティアに来ないか」と誘われる。


そこで、研究員の陸翔と出会う。



陸翔りくと〜澪と蓮の息子〜


陸翔は真面目で物静かな性格。

父と母の研究を間近で見て育ち、自分も医学の道に進むべく準備をしている。

子どもの頃からアレルギー体質だったこともあり、研究に強い使命感を持っている。


彼は、研究所でのボランティア活動の一環として、学校の健康診断プロジェクトに参加。

そこで日葵と出会い、少しずつ心を開いていく。



ふたりの未来


日葵と陸翔は、最初はただのクラスメートだった。

だが、アレルギーをめぐる家族の歴史や未来への思いを語り合ううちに、

ふたりはお互いの存在が欠かせないものになっていく。


高校生活の中で、学校のボランティア活動や部活、学園祭などを通して

助け合い、支え合いながら、成長していく日々。


時にはアレルギー発作の危険もありながら、家族の絆や友人たちの支えで乗り越え、

未来に向けて歩み続ける。



エピローグ


「おじいちゃん、おばあちゃんのように、私たちも誰かの光になりたい」

「うん、必ず」


ふたりは丘の桜の下でそう誓った。


春風が優しく吹き、いちかの写真が微笑んでいるように見えた。



次は日葵と陸翔が大人になり、人生を歩んでいく物語をお届けします。

彼らはそれぞれの「家族の記憶」と「未来への約束」を胸に、静かに、しかし確かに新しい光を紡い

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