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愚弄バリズム【1】

【ジャーナリズム三原則】

歴史を忘れてはならない。

歴史を偽ってはならない。

歴史を知らなければならない。

 ホワイトハウスを『牛』耳る、アメリカの食肉業者たち。

 我々は、日々、その口に食している。

 現在、ほとんどのチェーン店・ファミレスは、特別な表示がなければ、

アメリカ産牛を使用している・・・


【四大食肉業者】

○スミスフィールド・フーズ(全米豚肉トップ)    

                        アイオワ・ビーズ・パッカーズ

○タイソン・フーズ(全米チキン王者) →(買収)→  IBP(世界最大の精肉業者・アイオワ州)


○コンアグラ  →(買収)→アーマー(20世紀のビルゲイツ、穀物商社)


○カーギル(貿易自由化の最大勢力)→(買収)→世界第二位の穀物商社コンティネンタル・グレイン

                 →(買収)→山一ファイナンス(山一證券の子会社)


●コンティビーフ   (コロラド州) 

●カクタス・フィダーズ(テキサス州)

●ゼネラル・ミルズ



【それらの肉を扱う・米飲食企業】

○マクドナルド ○ピザ・ハット ○ケンタッキー・フライドチキン ○バーガー・キング ○ウォルマート・・・


【事件】

2002年7月 『コンアグラ・ビーフ』社の肉から、O-157が検出される。回収するも、その廃肉を、スパゲ ッティなどのミートソーズに利用している可能性が指摘された・・・


2003年12月 ワシントン州の農場で、狂牛病に感染した牛が発見された。アメリカで初めてのこと。隠蔽に奔走。「ダウナー牛(だめ牛)」だと説明。

 農務長官アン・ヴェネマンと通商代表ロバート・ゼーリック(現世銀総裁)が、密着し、「狂牛病問題」の隠蔽に骨折ってきた。

 ヴェネマン農務長官は、検査する牛の数を、二万頭から四万頭に、引き上げると宣言した。しかし、2004年七月、牧場で死んだ異常牛のほとんどが、検査されていないというニュースが流れ、全米中を驚かせた・・・

 

 また、コンアグラの精肉工場では、同僚6人を射殺して、犯人が自殺する猟奇事件が起こった。この肉の処理工場は、不潔さと、それを消毒する薬が氾濫し、それを見たら、輸入肉が食べられなくなるほどの光景だという。

 

 こうした食肉業者は、『全米肉牛生産者協会』や『肉牛畜産振興会議』を結成し、ホワイトハウスに、貿易自由化のロビー活動どころか、ホワイトハウス入りし、グローバル化を促進しようとしている。

 タイソンフーズの顧問弁護士ジェームズ・ブレアは、アーカンソー州知事クリントンを担ぎ出し、パメラ・ハリマン女史とともに、クリントンの大統領選挙を支援した。その後、フーズファミリーは、クリントン大統領とともに、ワシントンを占拠。その時の、財務長官ロバート・ルービンは、シカゴ取引所で、飼料穀物の取引を支配してきた男である。

 

 なぜ、貿易自由化を促進するのかが、これで氷解するはずだ。



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