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善悪に主義思想なし

「過度な社会主義は、全体主義であり、過度な資本主義は、帝国主義である」

 社会主義・共産主義について語ろう。

 現在、この経済制度を採用しているのは、

 ・中国

 ・北朝鮮

 ・ベトナム

 ・ラオス

 ・キューバ

 である。

 実質、中国は、資本主義国家であろう。

 過度の情報規制は、独裁主義であり、情報の規制などというものは、我らが日本やアメリカでも行われていることで、社会主義国家特有のものではない。イギリスは、いまだに貴族制度が現存し、貴族の子息は、21歳になれば、自動的に、議員になれる。これが、民主主義の実態である。「理想」と「現実」は、水と油である。

 したがって、地球上に、報道の自由などはない。

 あるとすれば、卑猥なポルノであり、これも、一種のプロパガンダである。

 彼らの標語は、「映画・SEX・麻薬」である。「カルト宗教」を加えれば、支配の正方形が完成する。

 

 マルクスは、「宗教はアヘン」だと言った。

 皮肉なことに、マルクス主義自体も、国家統治のための擬似宗教に成り下がった。

 マルクス主義は、①分析理論の部分と、②イデオロギーの部分に分けて考えた方が分かり易い。

 

 ①…分析理論のマルクス主義は、「生産資本の私的独占を通じた、資本家階級による労働者階級の疎外と搾取」であり、これは、現代の開発途上国・先進国にも、十分当てはまる支配構造である。

 マルクスの功績は、経済のメカニズムを、科学的に分析し、構造的理解を提示したことにある。

 

 ②…だが、彼の失敗は、先走りすぎたことにある。

   なぜなら、イデオロギー部分には、科学的根拠がないからだ。

   「社会主義革命」、つまり、労働者階級が主体となり、段階的に、共産主義体制に移行するというものだ。

   しかし、これは、現代にあてはまるものではない。

   なぜなら、マルクスの時代は、普通選挙制など整ってなく、一部の民族は、人権すら認めてもらえなかった時代だったからだ。

   それゆえ、選挙制度が、制度として整備された現代では、「革命」などというものは、正当性を保ちうるようなものではない。「革命」といい、どれだけの人間が死ぬことになるだろうか??

 

 (以上、土屋彰久著『教科書が教えられない政治学―現代史スペシャル―』より)


 それゆえ、イデオロギーの部分において、マルクスは、批判していた空想社会主義そのものになってしまった。

 科学的根拠を欠き、ヨハネの黙示録のような、オカルト理論である。

 後世の人間は、マルクスの、この宗教的な部分を、熱狂的に賛美し、礼賛した。

 実際、ソビエトが樹立したが、蓋を開けてみれば、スターリンの独裁であり、巨大な官僚国家であった。

 ソビエトは崩壊した。

 崩壊後も、オリガルヒといわれる、新興ユダヤ人が、すべての資本を独占していた。労働者などどこにもいなかった。

 したがって、現実を、主義思想で眺めることはかなり危険である。

 あの国は、社会主義国家だといっても、実状は、ただの独裁主義である。また、民主主義だといっても、この日本が、果たして、真の民主主義国家であろうか??検察審査会のメンバーすら教えてもらえない、この日本が??

 日本は、アメリカ直属の、お上国家である。


 陰謀論で、よく語られるのは、ユダヤ人は資産を独占し、金に汚い、皆悪だという極論に至るものがある。

 しかし、ユダヤ人の貧困層は、ゲットーと呼ばれる差別地区に隔離され、ほとんどが低所得労働者であった。アウシュビッツに送られたユダヤ人も、ほとんどが、極貧者層であり、支配とは全く無関係であった。そもそも、アウシュビッツは、一つの商売であったのだが…また後ほど。

 それゆえ、ユダヤ人は皆悪だという言葉に惑わされてはならない。

 人種は関係ない。

 主義思想も無意味である。

 事実が真実を語るだけだ。

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