序
筆者のネームの由来は、「怒り満ちる坊」だ。
「坊」は、夏目漱石の「坊ッちゃん」からいただいた。
とても気に入っている。その名の通り、筆者は、いつもぷんぷんしている。
ニホンザルに、ペンをもたせれば、それが「筆者」だ。
おサルの住む国日本は、なんといっても、自殺大国である。
年間三万人が死んでいる。
戦争ですか…??
セカンド・インパクトの予兆かもしれない。
たとえば、広島・長崎の原爆での死者が、たしか、33万人ほどだったと記憶している。
つまり、十年もすれば、自殺者数>原爆死者数 となるわけだ。
政治とは何だろうか。
人は、どこからか生まれて、いつしか死んでゆく。
死んだ後の世界は、誰も知らない。それを明かすのが宗教らしいが、宗教は商売である。
政治の本質は、このような「渡世の場」である社会において、誰もが安らかに過ごしていける社会を築くことではなかろうか??
自然界は、我々に厳しい。裸一つで生まれてくる人間に、雨風は、我々の身体に容赦なく荒れ狂う。
そこで、「衣・食・住」を、我々は作らなくてはならない。
それが、社会だろう。人は、生きていくためには、自然と共存しながらも、これとは異なった有機的世界を作らねばならない。
まあ、いろんな意見があろう。
しかし、筆者は思うのだ。
これって、そんなに難しいことかと??
何がこんなに、これを難しくするのだ??
何がこんなに、自殺者を増やすのか??
こんな疑問を感じた読者の方よ、筆者とともに、違う人間の歴史を紐解いて見ようではないか。