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「骨に」など  作者: 維酉
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10/10

花に

価値も

意味も

すべて花に還そう

いまを春とよぶのなら

からだに びっしりと

花びらの乱れ

やがて花に還る


うすももいろの

火に焚べてしまう

川底にひっそりねむる

ふるい燈篭の群れ

花に

まぎれこんでしまおうか

と、夜のとばりに

永遠を隠す


わたし

という存在を

あの夜にたたずむ花に寄せれば

うすももで

そして闇の色で

こころを

思い出させて


永遠は

一瞬にすぎない

春のとこやみに触れる間際

花は永遠で

花は一瞬で

なべてわたしというものを

思い出させて、花に

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