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作者: れいか
掲載日:2021/09/07

わかりづらい、

ぐぢゃぐちゃ、

でも、

それが、

リアルの、

部屋を出た途端全ての音が戻ってきた。

強い風の音に激しい雨の音。

冷たい雨が少し痛いくて心地いい。

たまには濡れるのも悪くない、多分。

足音なんて聞こえない。

それなのに、わかってしまう、きっと、、

でも絶対に振り返らない。

雨音だけになると、また足音は遠ざかる。

いらないのに。こんなの。

固く握りしめていた手に押し付けられた、

真っ黒な傘。

どこも濡れることはない、知らない、

大きすぎる傘。

押し付けられたときに感じた温もりとか、

ほのかにした匂いとか、

雨のせいで濡れたまつげとか、

重いくせに止まれない足とか、

持っていた傘の本数とか、

本当に欲しかったものとか、

未来とか、

幸せとか、

そんな全ては雨音で聞こえない、

視界が悪くて見えない。

それなのに、

どんどん輪郭をはっきりとさせていく、

冷たいあめが打ち付ける痛み。

この傘はきっと、

傘立てに立てられることになるんだろう。

もう2度と、開かれることはないまま。

やめて、

思い出したくないのに、

それが目につくたびに、


いつになったら、

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