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シチュー〜桜井 春流〜

お姉ちゃんと結構出て来ますが

この作品の登場人物の東山 瑞波という

人物です^^

「あー、どう思うこの服?」


「お姉ちゃんは、何でも似合うよ」

すらっとした脚、細いくびれ、そして、胸

思わず自分のと比べて凹む。


「そうかな、橋野先輩はどんな服が好きかな」

今日、お姉ちゃんが家に来てって連絡があった

「橋野さんに会う時どんな格好していけば良いか教えて欲しい!」って

こうして1時間以上鏡の前で洋服を体に合わせて

あーでもない、こーでもないって、楽しそうにしてる。


この前、お姉ちゃんの家に初めて訪れた時

お姉ちゃんは、私の両親の事について話そうとしてくれていた

きっと、お姉ちゃんなりに解決しようとしてくれたいたのかも知れない

でも、その事については、私は余り触れて欲しくはなかった

テレビの横に飾ってあった

お姉ちゃんの家族写真を見た時に

私の家庭との違い差に

羨ましくなって、比べてしまった。

私もこんな家族だったらな

この、一時でもいいから

家の事を忘れてしまいたい

そう、思ってしまったから。



ブーン、ブーン、ブーン

私のスマホが鳴る

お父さんからだ



「春流ちゃん出ないの?」


「うん、たまにあるんだー、間違い電話」


「そっか」

暫くするとお父さんからメールが届く


『春流!早く帰って来なさい、勉強の時間だろ?どこに居る!』

もう、嫌だ。


「どうしたの?顔色悪いよ?」


「う、ん、大丈夫だよ、お姉ちゃんごめん、横になっても良い?」


「良いよ全然、それなら、泊まってく?今日は誰も帰って来ないから」


「良いの?ありがとう」

そう言った後、大粒の雨が窓を叩く

私は、『今、友達の家で勉強してます。今日は泊まります』とメールして

電源を切った。


「うぁ、これは降るね。」

お姉ちゃんが窓のそばで言った。

夕方の天気予報では、今晩中降り続けるらしい。


「そうだ、晩御飯作るね、春流ちゃんは寝てて食べやすいもの作るから」


「大丈夫だよ、何だか体調戻ってきたし!」

帰らなくて済むって思うと自然と元気になった。


「そう?無理しないでね。」


「うん!、全然それよりお腹ぺこぺこ笑」



2階のお姉ちゃんの部屋から1階に降りキッチンへ

綺麗に整頓された料理器具

調味料が入った容器も綺麗に並べられている

何だかお姉ちゃんの家族の心が見える気がした

お姉ちゃんは冷蔵庫の中を見て献立を思案してる。

私は、少しお父さんの連絡が気にはなったが余り考えないように努めた。


「シチューどう?好き?」


「好き!」


「じゃあ、今日はシチューだね。春流ちゃん手伝いお願いね」


「うん!」

お姉ちゃんは、手際よくニンジン、ジャガイモの皮を包丁で剥いていく

私も、少し料理には自信はある

いつも家で自炊してるし

それに、いつか佐伯くんに作って

「美味しい」って言ってもらいたかった

そんな事を思いながら

お姉ちゃんから渡された

ニンジン、ジャガイモを一口サイズに切っていく。



出来上がったシチューを器に入れて


2人「いただきます!」

久しぶりに誰かと家で食事をした

温かい料理以上に温かいものを感じた。






お読み頂きありがとうございます♪

あーかなーこうかなっと考えると

日がたってしまいました


また、よろしくお願いします^^

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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読いたしました! 素敵な関係が続いていて何だかこちらまで嬉しいです(*ˊ˘ˋ*) お父さんは春流ちゃんをどうしたいんですかね。放ったらかしにしたと思ったら監視したり…勝手ですね(´Д` …
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