水面〜東山 瑞波〜
よく、公園で話してた
高校生の男の子に告白された
突然の事で驚いた
けど、私は断った
子供と付き合うのは私の中でなかった
だから、考えて言葉を選んで
相手が傷つかない様に
断った。
男の子は直ぐに顔を伏せて帰っていった
私は追いかける事もなく
ただ、そこにいた
あれ以来は男の子には会っていない
また、好きになる人と出会って
欲しいと思ったし
応援したいとも思った。
スマホには春流ちゃんのメッセージの受信の通知
開くと
『お姉ちゃんありがとう^ - ^ 楓と撮った写真です!』と
楓ちゃんとの写真
あの時の春流ちゃんと別人なくらいに飛び抜けた笑顔
良かったなって思う。
けど、親御さんは春流ちゃんの事をどう思っているのか
他人の私が首を突っ込んで良い話しだろうか。
リビングでそんな事を考えてた。
「何考えてるの?」
「お母さん、うん、ちょっと考え事」
「ふーん、仕事の事?」
お母さんがキッチンに向かい冷蔵庫から卵と鶏肉を取り出し
まな板、包丁を収納箱から取り出すと料理を始める。
「ううん、私も手伝うよ」
「じゃ、玉ねぎ剥いてて」
「うん」
「何かあったらいいなさい。瑞波は抱え込むから」
「うん」
春流ちゃんの事をお母さんに話してみて
解決じゃないけど、春流ちゃんに何か出来るかなって
春流ちゃんは危うい感じがして
どうも放って置けないし。
「お母さんあのね」
今までの出来事を話した。
「そうね、一度その子と話してみたいな」
「話すの?」
「親御さんの事を聞きたいって思うけど。いきなり聞くとあれだし自然にね。友達と仲良くても親御さんがそれじゃ繰り返すよその子」
「わかった。聞いてみるね。」
やっと、投稿が出来ました
短いですがよろしくお願いします^^




