夕日〜橋野 康二〜
『私達は大丈夫ですありがとうございました^ ^』
と榎本さんからメッセージと春流ちゃんとツーショットの
写真が添付されていた。
キラキラした笑顔で写る2人
なんか妹が友達と仲直りしたみたいで
嬉しいな。
って俺って結局何もしてない気がするが、、、
バイトは休み
就活もおざなりになって
やる気もない。
けど、このままってのは嫌だし
けど、めんどくさいし
ダルいーーーーーー！
俺は、家にいるのも何だしって
海が見える公園(海浜公園？)に行った。
昼間の公園には静かな時間が流れていた
来る途中で買った。ビール、タバコ、アイス、ポテチうす塩味をビニール袋から出す。
先にアイスを食べ、ビールを飲み、ポテチを食う。
締めにタバコを吸う。昼間から絵に描いたような暇人間。
まあ、いっか。
ブーン
健から着信
『コウちゃんーーーーーおひさーーーーー！元気だった？』
『元気だよ、相変わらずうるさいな』
健は小学生からの付き合いでコイツはいつも元気だ。
『そっかなー、久しぶりにさコウちゃんの声聞きたくてさ、元気かな、どうかなぁってさ
それはそうと仕事はどう？』
『まあ、それは心配かけたな。仕事は辞めたよ。』
『そうかー、良いじゃん！やりたくないなら辞めるゆっくりと行こうや！はっははっは』
俺が言うのもあれだが健は新卒で就職した所を僅か３日で辞めて
次を一ヶ月で辞めてる。健はいつも気持ちに素直だ俺はいつも驚く
『健は今何してるんだ？』
『一応仕事はしてるんだ』
『健が続いてるなんてスゲーな』
『今は楽しいからしてるけどつまんなくなったら辞めるよ！』
『お、、う、そうか』
『所でさ、コウちゃんは彼女いるの？』
『居ないけど』
『ちょーーど良かった！合コンしようよ彼女欲しいでしょ？』
『おっ、マジか！もちろん行くよ。でっ、どんな子来るの？』
『そりゃ、来てからのお楽しみだ！また、連絡するよじゃなーーー！』
『じゃなー！』
彼女か長いこといないな
最近、高校生としか会話してない気がするし
うわー緊張して来た。
気付けば電話してるうちに日が暮れてしまった
相当長電話だったんだな
「あっ、橋野さんだ」
「おー、侑士じゃんか学校帰りか？」
最近、佐伯君の事を下の名前で呼ぶようになった。
「はいっ、それよりですよ。嬉しい事あったんですよ今日！」
「何だよそんなキラキラさせて」
「榎本さんとなんか良い感じになったというかなんというかー」
スゲーモジモジしてる。
可愛いかよ、お前は。
「良かったじゃんか、もう一踏ん張りだな」
侑士の肩を叩く
「おっす。がんばります！」
「帰るか？」
「あっ、はい」
男2人で帰り
途中で侑士が腹減ったって言うから
ラーメン屋に寄って
帰った。
もちろん俺の奢りで。
お読み頂きありがとうございます♪
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