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これが完全犯罪

ゴブリンを倒した後、死体をながめていると黒い霧に変化しとけて消えていった。


「これが完全犯罪というやつ?」


ゴブリンを撲殺しながら歩いていくと、狼のような生き物を見つけた。

嗅覚が鋭いらしく、こっちに向かってきている。

狼よりも大きい生き物が、8匹の群れで襲い掛かってくるのは少し恐怖を感じてしまう。

強弱看破によると、自分より少し弱いらしいが。


狼たちはスピードが速く、あっという間に囲まれてしまった。

ゴブリンとそれほど強さは変わらないらしいが、実際に戦うとなると、牙や連携、スピードから、ゴブリンよりもかなり厄介な敵だと思われる。

狼たちは包囲網を少しずつ縮めてくる。

そして、一斉に飛びかかってきた。


僕は狼たちの軌道を読みながら、木刀を槍のように構える。

この持ち方はリーチが短くなる変わりに、後ろへの対応がしやすくなる上に小回りが利く。

度重なるゴブリンとの戦闘で地のスペックが上がった今ならば、そこそこの威力で攻撃できるはずだ。


前方へ摺り足で移動し突く、そして左右から噛みついてくる狼に棒を噛ませて振り回す。

振り回した勢いのまま後ろから噛みついてくる狼に突きを食らわせる。

包囲網を崩すことができたので、最後に突き飛ばした狼にとどめを刺しておく。

しかし、この行動が裏目に出てしまった。

7匹になった狼達は再び同時に突撃してくる。

僕はとどめを刺したときに木刀を刀の持ち方に変えていたため、対応が一歩遅れてしまう。

槍持ちに変えながら、致命傷を避けるためにどうすればいいか考える。

まず、前方から口を大きく開けて迫ってくる3匹の狼に木刀をプレゼントする。

手も噛まれるので痛みに備えていたのだが、全く痛くない。

だがその理由を考える暇もなく後ろからは4匹の狼が迫ってきている。

僕は3匹の狼がかみついた木刀を、プロレスのジャーマンスープレックスのように後ろへ持っていき、4匹の狼へブチかます。

グシャッという音がして狼たちが全て霧になって溶けていく。


「ふぅ...何とかなったかー。」


実をいうと結構危ない戦いだった。

人というものはあっけなく死んでしまう。

それに、少し負傷するだけでも戦力は大幅に落ちるし隙もできる。

痛みに耐性のない僕達現代人は、狼に噛まれたら痛みにひるむのは間違いない。

無傷で勝つのが絶対条件なのだ。


「そういえば、手を噛まれたはずなんだけど...」


手を見てみると、噛まれたところが蛍光ペンで塗られたかの如く赤く光っていて、光の粒子が飛び散っている。


「S〇Oのパクリかよっ!」


痛みはやはり無い。気になったのでステータスを確認してみる。


神童達也

種族:人間Lv4

職業:魔法使いLv3

Age:17


HP:105/130

MP:90/90(40)

ST:40/100


出血状態Lv1:1秒ごとにHPが1減少する。(残り49秒)


STR:7

VIT:8

DEX:9

INT:1

MEN:1

SPD:5


職業補正

MP+50

INT10%UP

MEN5%UP

攻撃魔法補正(攻撃魔法の威力12%UP、操作性上昇)


武術

戦闘術Lv2


スキル

精神苦痛耐性Lv1、隠密Lv1、強弱看破Lv2、両手持ちLv2、見切りLv3、回避Lv3、魔力感知Lv1、出血耐性Lv1


「おい、秒間1ダメージで残り時間49秒って結構エグイな!」


この状態でまた巨大狼?に出会ったら死んでしまうので、急いで家に戻ることにした。

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