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やっぱり僕は、ただの一般男子高校生だ。

一章最終話です。

感想くださっている方、ありがとうございました。

石の塊が飛んでくる。


術式構成を中断し、慌てて回避した。


「ちょっと!自分の体を投げるなんて反則じゃない!?」


しかし、自分の体を使っているので相応のダメージは受けているようだ。



ウンギョウ『ガーディアン』《ボス》

HP:456/1660


このまま、魔術で決める方針でいけば、向こうは自身のHPを減らさないといけなくなり、自滅に追い込まれるだろうし、かといって魔術を止めなければそのままエンドだ。


「まあ、主人公っぽくない勝ち方だけど」


もっとこう、必殺技的なもので最後を飾るとか、あえて通常攻撃でワンパンとか、カッコよく決めれないものだろうか?


同じ技を連発、そして最後も同じ技で決めるか、敵を自滅させるしかない主人公ってどうなんだろうか?


まあ、文句を言っても仕方がないので、再び術式構成を始める。


また、ゴーレムが自分の体を破壊して、石の塊を投げる動作に入る。


しかし、僕は術式を中断しない。


そして、ゴーレムが石の塊を持ち上げた時、僕の魔術が完成した。


石が発射されると同時に、僕の目の前に集まった光の粒子は物質へと変化する。


石の塊は、分厚い鉄の壁に衝突した。


「ふぅ...やっぱギリギリか」


このままカッコつかないまま終わるなんて、最強を目指す僕の、初のボス戦には相応しくない。


完璧に決めてやろうではないか。


鉄壁に隠れながら術式を構成する。


「まあ、結局あの技で終わることには変わりないけど、自滅されるよりマシでしょ」


後ろの鉄壁から物凄い音がするが、気にせず術式を構成していく。


数は、5発もあれば十分だろう。


――準備は整った。


「さて、決めに行きますか」


撃ち込む座標は、もう絶対座標で決めてある。


後は魔術を発動するだけで敵は死ぬだろう。


けど、鉄壁に芋ったまま勝つなんて納得できない。


僕は立ち上がり、鉄壁から走って飛び出した。


ゴーレムは、もう体が殆ど残っていない。


しかし、相変わらず左腕は無事で、標的を鉄壁から僕に移し、石を投げてくる。


しかし、奴が石を投げたときには僕は既に魔術を発動させていた。


「自分の体を粗末にするな!アイアン・バレット!」


6つの鉄弾は、一直線にゴーレムに向かって突き進んでいき、命中した。


僕は魔術を発動させた後、飛んでくる石の塊を余裕を持って躱した。


「チェックメイトだ」


よし、セリフも決まった!完璧だ!


イケボ風に言おうとしたら恥ずかしくて声震えたけど、完璧だ。


ゴーレムは動きを完全に停止させる。


二体のゴーレム達から魂のようなものが出てきて、ローブに入っていった。


ゴーレム達が黒い霧になって霧散する。


霧が晴れると、紫色に光る石が落ちていた。


「お、初のドロップアイテムだ!」


魔石(黄)

2等級


「魔石か」


ゲームや小説でよく出てくるアイテムだが、作品によって利用方法が結構変わるので、これが使い物になるのか、よく分からない。


うん、後回しパターンですねこれは。



「さて、奥に進むか」


ハルバードもゴーレムと一緒に消えちゃったし、ここにいる意味はない。


門番、いやゴリラ...は可哀想か、阿吽の二人が守っていた道を、歩いて進む。


「そういえばアイツ等、全然阿吽の呼吸じゃなかったな」


そんなことを考えながら進んでいく。


「おー、着いたみたい?」


道は一つの部屋へと繋がっていた。


「この謎の遺跡ダンジョンとも、お別れなのかな?」


結局、天井を結界で塞ぐ意味が分からなかった。


まあ、どうでもいいけど。


「あ、石碑だ」


石碑を読んでみる。


『試練の層のクリアを確認しました。ダンジョンへの入場権を正式に認めます。』


「やっぱり、此処は本当のダンジョンじゃないんだ」


僕は顔を上げて、石碑に向けていた視線を奥へとやった。


部屋の奥で圧倒的存在感を放つ大きな扉。


ダンジョンに入ったときの扉と同じような雰囲気を感じる。


うーん。


「他に行ける場所ないし、行くしかないよね」


大扉へと歩を進める。


僕は、扉に手を当て、力を入れて押す。


予想通り、眩い光が僕を包み込んだ。






・・・・・・・・・・・・


光が収まり、視界が開けた。


僕の目の前には、堀に橋、そして結界。


結界はモーセの海割りのようだ。


うん、見たことのある景色だ。帰ってこれたみたいだ。



「...あれ?なんか泣けてきた」


もう帰れないかもしれないと、心のどこかで思っていたからかもしれない。


ボスを倒したら帰れるかもしれないと思っていたが、ダンジョンの最終ボスを倒さないと帰れない可能性だってあったため、期待はしていなかった。



「やっと、みんなに自慢しに行けるよ!」


いや、もしかしたら皆の方が強くなってる可能性もある、ここは慎重に情報を収集してから自慢をするべきだ。




――自慢できるのが嬉しくて泣いてしまうほど単純な僕は、やっぱりただの一般男子高校生だ。





神童達也

種族:人間Lv20

職業:魔法使いLvMAX、僧侶Lv3

Age:18


HP:290/290

MP:57/250(200)

GP:3/3

ST:120/120


STR:15

VIT:18

DEX:17

INT:12(10)

MEN:9(8)

SPD:7(5)


職業補正

MP+50

GP+3

INT10%UP

MEN5%UP

攻撃魔法補正(攻撃魔法の威力20%UP、操作性上昇)


武術

 STR

  戦闘術Lv6


奇跡

  治癒の奇跡Lv1、自然治癒の奇跡Lv1、物理守護の奇跡Lv1


スキル

 STR

  両手持ちLv6

 VIT

  治癒Lv8、肉体Lv2

 DEX

  回避Lv8、罠解除Lv2

 INT

  魔力操作Lv8、術式構成Lv7

 MEN

  瞑想Lv7、魔力限界Lv2

 ETC(その他)

  見切りLv8、隠密Lv5、魔力感知Lv8、罠感知Lv2、強弱看破Lv9、鑑定Lv8、歩行LvMAX、疾走Lv8、思考Lv7、精神苦痛耐性Lv8、出血耐性Lv1、炎耐性Lv2、地図Lv3

一章は説明も兼ねての始まりの章で、短めにする予定でしたがどうだったでしょうか?

二章を今執筆している最中なので、投稿を一ヵ月程度休むことにします。


ここまで、お付き合い下さりありがとうございました!

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