全裸ハゲ状態なんだけど!
痛みが消えた。
ということはダメージを受けていないようだ。
つまり、餓死状態から脱して、助かったようだ。
しかし、体は回復する様子がなく、倦怠感や、心臓の鼓動が異様に早く感じる。
落ち着いた今、冷静に考えると、ふと思い当たることがあった。
(あれ?そういえば俺、水のこと忘れてたな。)
脱水状態は最近発生した状態異常で、初期でLv上限であり、バッドステータスが1日毎に増えるというものだったので、後回しにしていた。
しかし、果たして本当にそれだけなのだろうか?
今思い返すと、体に急激な異変を感じたのは、この脱水状態が発生してからだった気がする。
もしかして、何か隠しステータス的な要素があるのだろうか?
生物学的な問題?
(あ、そういえばあのときは痛みを感じなかったのに、今回は痛みを感じた。)
そう、戦闘で手を噛まれたとき、痛みを全く感じなかったのに対して、火傷はすごく痛かったし、餓死のダメージも痛かった。
(戦闘のときはアドレナリンが出るみたいなシステムで、痛みを抑えられるとか?)
確かに、火傷のときも、必死にあがいていたら、後半には痛みを殆ど気にならなくなり、魔力を動かしたり、術式を組むのに集中できるようになっていた気がする。
――つまり、『ステータスが全てではない』ってことか。
とりあえず、HPが回復したので、口を開けて上を向き、口の上に水を作る。
水が何もないところから口へと注がれていき、喉を潤していく。
ひたすら水を飲み続け、一息したところで、何だか体が疲れて眠くなったので、寝ることにした。
・・・・・・・・・・
「...んぅ」
意識が段々と覚醒していく。
目を開けてみると、知らない天井だった。
まあ、そんなわけもなく、なんなら二度目なわけなのだが、一度このセリフを言ってみたかったのである。
まあ、知らない天井だとしても、誰かがいるわけもなく、僕一人なのだが。
ん?一人称が戻ったって、なんの話かな?
僕は僕だし、別に本性を隠してもいない。
まあ、人間キレることはあるよね。うん。
決して、身長150cmなのに俺なんて言ってたら、女子から「似合わない」とか「逆にカッコ悪いよ」なんて言われてショックを受けたり、「僕にした方がかわいいよ!」とか「その方が人気絶対出るって!」とか言われて、意識して一人称を僕に変えていたとかじゃないから。
――うん...人気大事。
――まあ、結局意味なかったけど。
「まあ、彼氏のような対象じゃないだろうし、女性と関わるのを遠ざけすぎていたせいで彼氏持ちかすら分からない童貞の意気地なしには告白なんて出来るものじゃないし...ブツブツ」
――男友達と居すぎたせいで、ホモ疑惑あったのも邪魔してるだろうなぁ。
小さいせいか、結構学内じゃ有名だったんだけど、そんな状況を何故利用できなかったのか。
まあ、思い詰めすぎても仕方ない。
てか、現在、服と髪の毛は燃えて無くなり、全裸ハゲ状態なんだけど、この状況をどうにかしたい。
よし、魔術で作ろう。
幸い、食料と水、寝床の確保ができたのだ。
時間をかければ、服も作ることができるだろう。
僕は1日分のクソ不味い食事を作り、適度に水分を取りながら、服の制作に取り掛かる。
「あれ?綿って殆どセルロースだけだけど、純粋なセルロースで作れるものなの?」
若干違う繊維になりそうだが仕方がない、そういうものだと妥協するしかないだろう。
他にも、問題点は沢山ある。
繊維、つまりセルロースを糸状に構成しなければいけないということ。
でも、僕にはそんな詳しいことまで分からないので、試行錯誤でやっていくしかないだろう。
――これ、本当に完成するのかな?
神童達也
種族:人間Lv5
職業:魔法使いLv3
Age:17
HP:84/84(140)
MP:100/100(50)
ST:74/74(105)
重火傷状態:STR、VIT、DEX、速度が20%減少、HPは40%減少、ST消費時にHPが3減少
STR:9(11)
VIT:8(10)
DEX:12(15)
INT:2
MEN:2
SPD:4(5)
職業補正
MP+50
INT10%UP
MEN5%UP
攻撃魔法補正(攻撃魔法の威力12%UP、操作性上昇)
武術
STR
戦闘術Lv4
スキル
STR
両手持ちLv4
VIT
治癒Lv3
DEX
回避Lv5、罠解体Lv2
INT
魔力操作Lv3、術式生成Lv1
MEN
瞑想Lv2
ETC(その他)
見切りLv4、隠密Lv3、魔力感知Lv3、罠感知Lv2、強弱看破Lv4、鑑定Lv2、歩行LvMAX、疾走Lv1、思考Lv3、精神苦痛耐性Lv5、出血耐性Lv1、炎耐性Lv2、地図Lv4




