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結界は見かけ倒しでハリボテ?

眩い光が収まった後、視界に映った光景は想像と少し違っていた。


「...神殿跡?」


イメージしていたのは、迷宮らしく壁と天井のある閉鎖的な空間か、空があって大自然の広がる空間だったので、面食らってしまう。


「石壁が邪魔だね。」


神殿跡といってもかなり形が残っているようで壁が高いせいで開放感がない。

MMORPGのエリアとしてはアリだが、迷宮としては中途半端な気がする。

外で見た結界のようなものが天井の位置に見えるので、壁は越えられないだろう。

これなら普通に天井作った方がよくないか?

それとも結界は見かけ倒しでハリボテ?


試しにその辺にある小石を投げてみる。

すると、やはり結界のようなものに弾かれた。


「うん。知ってた。」


後ろに扉は存在せず、あるのは壁だけ。

クリアしないと戻れないパターンだろう。

そして、問題は。


「安全な場所と食料、水探しからだな。」


果たしてこんな遺跡のような場所に食料や水があるのか怪しいが。


石壁によって道ができているので歩いていく。

すると、突き当たりで左右に道が分かれている。


「直線の道、T字路、石壁... 3Dダンジョン?」


左右の道、どちらに進むか。

うーむ。


「クラ〇カ理論で右だな。」


他にも単連結の迷路の場合、迷宮の壁を右手で触りながら進めばゴールに行ける。

というか、全ての道を探索する予定だから、分かりやすく端から行くってだけ。


「あっ、いいこと思いついた!」


今まで歩いた迷宮の道を記憶、歩数で長さを決めて... あとは、上空から見るような形をイメージ。


「まだ練習量が足りないか。」


とりあえず、右の道を進んでいく。

慎重に進みながらも、道の長さを意識し、現在地を頭の地図で表示する。


「てか、ダンジョンなのに敵がいないな。」


そんなことを思っていると、道の先に広がった空間があるのが見えた。


警戒しながら近づいていくと、そこはかなり広い空間になっていて、向かい側に道があるのが分かる。

そして、その道の両側に2体、ハルバードを携えた全身鎧の石像が門番のように佇んでいるのが見えた。


「ははは...あれは無理。」


石像に強弱看破を使ってみても、まだ活性化してないからか強さが分からない。

しかし、石像は2メートル程の大きさで、明らかに強そうな見た目である。


僕は、来た道を引き返すことにした。





□◇□◇□◇□



「さて、次は左だ。」


警戒しながら左の道を進む。

そうして、少し経った頃。

突然、目の前に透明なウィンドウが表示される。


「ひゃっ!」


ビクッと体を硬直させて停止した僕は、女の子のような悲鳴を上げてしまったことに恥ずかしさに赤くなりつつも、冷静なフリをしてウィンドウを確認する。


「ふむ。スキル『地図』を入手したようだ。」


冷静沈着な男っぽい台詞を吐いてやり過ごそうとした僕は、作戦に失敗。

恥ずかしい台詞を吐いてしまったことに、蹲りながら後悔したのだった。

~スキルの解説(武術や魔法も)~

鑑定:

対象物の名前や情報が分かる。(Lvを上げると細かい情報が分かるようになる。初期レベルでは名前、種族しか分からない。)


歩行:

歩き方に補正がかかり、効率的な歩き方が分かる。


思考:

思考速度がLvに応じて増加。


精神苦痛耐性:

ストレス、混乱への耐性がLvに応じて増加。


出血耐性:

出血状態のダメージがLvに応じて減少。


地図:

視認した範囲の情報を地図として記録、表示できるようになる。(Lvが上がるとより細かい情報を記録、表示できるようになる。)

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